中学時代の岩田ゆうたさん
──今年、大谷選手は投手に復帰し、“二刀流”復活となりました。
「正直、めっちゃ楽しみでしたよね。一応、大谷選手がひとつ勝つたびに、その勝ち数分1kmプラスで走るという追加ルールを課すことに決めたぐらいには期待していますね」
──ただでさえ過酷なチャレンジなのに、なぜルールを追加したんですか……?
「大谷選手は“二刀流”としてやられているので、大谷選手のバッティングだけでマラソンするなんて失礼じゃないですか」
──アンチどころか、多大なリスペクトを感じます。
「正直、最近は大谷選手というよりも、相手のピッチャーに怒りを感じることが多くなっています。『なんで真ん中に投げるんだ! そんな球打たれるに決まってるじゃん!』ってテレビの前でキレてる。『それだったら俺に投げさせてくれよ!』って。絶対に打たせないという気持ちは、誰よりも持っている自信があります。だって、打たれたらマラソンなので」
──投手復帰の2日目、6月18日のパドレス戦では大谷選手がデッドボールを食らうシーンもありました。
「怪我だけはしてほしくない、という気持ちで見ていました。やっぱ怪我して1回離脱したら、どうしても『この怪我の期間があったからマラソン企画を完走できたんだ』ってなっちゃうじゃないですか。それだけは嫌ですね。正々堂々、スポーツマンシップに則ってマラソン企画を全うしたい。まあ、僕のこれをスポーツマンシップって呼ぶのかはまた別の議論がありそうですけど」