デーブ・ロバーツ監督の批判的なコメントが目立つように…(時事通信フォト)
「ホームラン1本打ったら、後は三振」
「ABEMA」の独占インタビュー企画『おはようロバーツ』でロバーツ監督は、「三振は気に食わないし、気にするよ。ホームランを1本打ったら、後は三振」とコメント。「翔平は少し大振りしすぎていると思う。もっと二塁打を打つ意識を持つべき。二塁打を狙えばホームランも出るし、バッティングの調子も上がる」と厳しい口調で話した。
翌11日(同12日)の古巣エンゼルス戦の8回、大谷はライトスタンドに3試合連続本塁打となる42号を放つが、ゲームは4対7と敗れてパドレスと1ゲーム差に。さらに13日(同14日)、大谷は先発登板をしたが、5回途中4失点で降板。ドジャースは8回に逆転を許して5対6で4連敗となり、ついに地区2位に転落した。
そうしたなか、なぜロバーツ監督から批判的な指摘が相次いで出るようになったのか。『完全メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2025』の編著者でスポーツライターの友成那智氏はこう分析する。
「ドジャースの尻に火がついた状況のなか、二刀流復活を前倒しにした大谷が盗塁で暴走気味など奔放すぎる状況。これ以上、ゲームを壊されたくないと釘を刺したのではないか。ポストシーズンでは大谷の二刀流に頼らざるをえないわけですが、ここで手綱を引き締めないといけないと考えている可能性があります」