今年もMVPの最有力候補とされる大谷翔平(写真/Getty Images)
シーズンも終盤に差しかかったいま、球界の至宝が巻き込まれたハワイの別荘を巡る裁判トラブル。世界中が推移を見守る中、購入者に名を連ねる日本の富裕層の実態が明らかに。さらに、広告塔を務める大谷には、ある疑問が浮かび上がって──。
「大谷選手のハワイの別荘を巡る裁判には謎も多く、現地でも情報が錯綜しています。工事の遅れも指摘されていますし、いずれにしても彼のウインターハウス計画は、先行きが不透明となってしまったといえるでしょうね」(ハワイの不動産関係者)
現地時間の8月8日、ハワイ地方裁判所に提出された訴状に躍った《被告 ショウヘイ・オオタニ》の文字。日本が誇るスーパースター・大谷翔平(31才)の身に突如浮上した裁判騒動は、衝撃をもって受け止められた。
「大谷選手と代理人のネズ・バレロ氏を訴えたのは、不動産デベロッパーのケビン・ヘイズ氏と不動産仲介業者のトモコ・マツモト氏。ハワイ島における総額2億4000万ドル(約350億円)規模の高級リゾート開発プロジェクトを巡って、両氏は大谷選手とバレロ氏から不当に排除されたと主張し、その損害賠償を求めるという内容でした」(在米ジャーナリスト)
この高級リゾートの広告塔を務めていたのが大谷だ。建設予定地を視察する彼の写真とともに、「ここは特別な場所」、「パラダイスを見つけました」と宣伝する文言は、日本国内でも広く拡散された。
「東京ドームの約1.5倍にあたる広大な土地が14の区画に分譲され、大谷選手は購入者第1号として、中央に位置する特に広い土地を所有しているとされています。敷地内には住居だけでなく、打撃や投球練習ができる施設も併設する予定で、今年の2月と3月には2棟の住居の建築許可申請が出されています。
5つのバスルームと4つの寝室を備えた母屋の地下にはスパ付きのプールが併設され、離れにはトレーニングルームが設けられる予定だと報じられました」(前出・ハワイの不動産関係者)
当初は今年7月に完成予定とされていた同リゾート。販売予定の14区画のうち、大谷の所有分を除いた5区画は販売済みだが、残る8区画はいまだ売れ残っており、セールスの苦戦も伝えられていた。さらに、建設予定地はいまだ荒れ地のような状態で、ビッグプロジェクトはたびたび不穏な様子が伝えられてきた。前出のハワイの不動産関係者は、原告たちの手腕をこう評価する。
「プロジェクトで開発を担う合弁会社の大口出資者であるK社は、そもそもラスべガスに本社を置く不動産開発業者です。ハワイ島の地権者にコネクションがあり、用地取得にこぎつけたヘイズ氏と、ハワイの不動産ブローカーとして実績のあるマツモト氏の力がなければ、今回のプロジェクトには参画不可能だったはず。
土地だけでも8億円以上、建物の平均価格が約25億円といわれる高額な物件が、現段階で5区画も売れるというのは異例のことです。同業者の間で“やり手”で知られるマツモト氏の営業力や人脈の賜物でしょう。彼らを外してK社は残りの区画を売り切ることは難しいのではないか」