国際情報

中国のオークションで「9999999」という携帯電話番号が最低価格2100万円から出品されるも、入札者出ず 富裕層の消費行動に変化との指摘も

中国で“9”は「長寿」や「永遠」を象徴する数字として人気が高いという

中国で“9”は「長寿」や「永遠」を象徴する数字として人気が高いという

 中国・アリババの運営するオンラインオークションで、「9999999」という9が連続で7つ続いた携帯電話番号が最低価格100万元(約2100万円)で出品されたが、入札者が出なかったことがわかった。中国のニュースサイト「新浪網」が報じた。

 オークションが成立しなかった「9999999」の携帯電話番号は新疆ウイグル自治区の携帯電話会社が所有しているもので、8月23日に入札にかけられた。オークションの入札保証額は10万元で、最低額が100万元から開始された。しかし、入札の締め切り期限の24時間以内での入札はなく、時間切れで、今回の入札は不成立に終わった。アリババは今後も時機を見て、入札を行うという。

 なお、同じ「9999999」の番号は2021年11月にもオークションにかけられ、44万5500元(約935万円)で落札された実績がある。これは中国国内でも高額な取引例として注目された。

 今回の入札不成立は、中国経済の減速と富裕層の消費行動の変化を反映している可能性もある。中国では縁起の良い数字が好まれる傾向があり、特に“9”は「長寿」や「永遠」を象徴する数字として人気が高いものの、中国では消費者心理の慎重化や富裕層の支出抑制が見られ、こうした象徴的な価値を持つ商品への関心が一時的に薄れているとも言われている。

関連キーワード

関連記事

トピックス

試練を迎えた大谷翔平と真美子夫人 (写真/共同通信社)
《大谷翔平、結婚2年目の試練》信頼する代理人が提訴され強いショックを受けた真美子さん 育児に戸惑いチームの夫人会も不参加で孤独感 
女性セブン
藤川監督と阿部監督
阪神・藤川球児監督にあって巨人・阿部慎之助監督にないもの 大物OBが喝破「前監督が育てた選手を使い、そこに工夫を加えるか」で大きな違いが
NEWSポストセブン
「天下一品」新京極三条店にて異物(害虫)混入事案が発生
【ゴキブリの混入ルート】営業停止の『天下一品』FC店、スープは他店舗と同じ工場から提供を受けて…保健所は京都の約20店舗に調査対象を拡大
NEWSポストセブン
海外から違法サプリメントを持ち込んだ疑いにかけられている新浪剛史氏(時事通信フォト)
《新浪剛史氏は潔白を主張》 “違法サプリ”送った「知人女性」の素性「国民的女優も通うマッサージ店を経営」「水素水コラムを40回近く連載」 警察は捜査を継続中
NEWSポストセブン
ヒロイン・のぶ(今田美桜)の妹・蘭子を演じる河合優実(時事通信フォト)
『あんぱん』蘭子を演じる河合優実が放つ“凄まじい色気” 「生々しく、圧倒された」と共演者も惹き込まれる〈いよいよクライマックス〉
週刊ポスト
石橋貴明の現在(2025年8月)
《ホッソリ姿の現在》石橋貴明(63)が前向きにがん闘病…『細かすぎて』放送見送りのウラで周囲が感じた“復帰意欲”
NEWSポストセブン
決死の議会解散となった田久保眞紀・伊東市長(共同通信)
「市長派が7人受からないとチェックメイト」決死の議会解散で伊東市長・田久保氏が狙う“生き残りルート” 一部の支援者は”田久保離れ”「『参政党に相談しよう』と言い出す人も」
NEWSポストセブン
ヘアメイク女性と同棲が報じられた坂口健太郎と、親密な関係性だったという永野芽郁
「ずっと覚えているんだろうなって…」坂口健太郎と熱愛発覚の永野芽郁、かつて匂わせていた“ゼロ距離”ムーブ
NEWSポストセブン
新潟県小千谷市を訪問された愛子さま(2025年9月8日、撮影/JMPA) 
《初めての新潟でスマイル》愛子さま、新潟県中越地震の被災地を訪問 癒やしの笑顔で住民と交流、熱心に防災を学ぶお姿も 
女性セブン
自民党総裁選有力候補の小泉進次郎氏(時事通信フォト)
《自民党総裁選有力候補の小泉進次郎氏》政治と距離を置いてきた妻・滝川クリステルの変化、服装に込められた“首相夫人”への思い 
女性セブン
ヘアメイク女性と同棲が報じられた坂口健太郎と、親密な関係性だったという永野芽郁
《初共演で懐いて》坂口健太郎と永野芽郁、ふたりで“グラスを重ねた夜”に…「めい」「けん兄」と呼び合う関係に見られた変化
NEWSポストセブン
2泊3日の日程で新潟県を訪問された愛子さま(2025年9月8日、撮影/JMPA)
《雅子さまが23年前に使用されたバッグも》愛子さま、新潟県のご公務で披露した“母親譲り”コーデ 小物使い、オールホワイトコーデなども
NEWSポストセブン