ポストシーズンで大谷派先発に入れない?

 こうした戦いぶりは、ポストシーズンにも影響することになる。ナ・リーグからは地区優勝の3チームと、ワイルドカードとしてそれ以外の勝率上位3チームがプレーオフに臨む。地区優勝のうち勝率が3番目と最も低いチームは、2勝先取のワイルドカードシリーズを戦わなくてはならない。

「ナ・リーグ3地区を見渡すと、中地区のブリュワーズが100勝ペースで抜けており、西地区のドジャースは東地区のフィリーズに後れを取るような状況。フィリーズは投手陣が安定し、打つほうもホームラン争いで大谷を引き離すシュワーバー、首位打者のターナーがいる。得点力が高いチームです。ドジャースが取りこぼしを続ければ上をいかれてしまう。

 そうなると、同じ地区優勝でもレギュラーシーズンの終了から中1日という過密日程で始まるワイルドカードシリーズに回ることになる。だからこそ、8月にもっと勝って貯金をしておきたかったところでしょう」(友成氏)

 大谷の負担がどうなるかも気になるところだ。

「現状では大谷は4人で回すポストシーズンでは先発に入れないでしょう。今の6人ローテのなかでは一番防御率が悪い。山本、カーショウ、スネル、グラスノーの4人が先発となり、大谷は欠けているピースであるクローザーで起用される可能性がある。大谷は立ち上がりがいいので向いていると思います。

 ただ、DHで出場しながらとなると、クローザー登板前の投球練習をどうするかという問題は出てくる。メジャーはブルペン前でできないので、これをどうするか。過密日程ですし、どういった事態になるか心配です」(同前)

 ロバーツ監督にとっても頭の痛い問題が山積している状況なのだ。

※週刊ポスト2025年9月19・26日号

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