子供たちの送迎に奮闘する滝川(2025年7月)
服装で失敗することはない
心強い助っ人の登場に、小泉陣営の期待も高まっている。
「会見で石破首相が“真の意味で解党的出直し”が必要と語った自民党からすれば、『若く爽やかなリーダーと、夫に頼らない発信力のある妻』というカップルは、停滞感を払拭してくれると期待する声も大きい。選挙戦が進んでいけば、滝川さんの存在感は、もっともっと上昇していくでしょう。
さらに、首相夫人といえば、夫人外交も重要な役割です。選挙は手伝わない滝川さんも、この仕事は乗り気のはず。東京オリンピック誘致の際のプレゼンテーションはいまも語り草で、語学も堪能です。それに各国の首脳夫妻とパイプを築けば、環境保護や動物愛護など、彼女の関心の高い分野で国際的に連携するきっかけにもなりますからね」(前出・自民党関係者)
そんな滝川の装いにかねて首相夫人への思いが秘められていることは、永田町ではよく知られている。
「滝川さんがアンバサダーを務めるアパレルブランドのコンセプトは『ファーストレディー』で、実在のファーストレディーから着想を得ています。石破首相の佳子夫人は、外交の場で女子大生が好むようなブランドの服を選び、物議を醸したことがありました。日頃から、ファーストレディーを意識している滝川さんが、服装で失敗することはなさそうです」(別の政治ジャーナリスト)
一方で、小泉夫妻ゆえの前例のない課題をあげる向きもある。
「進次郎氏の子供はまだ2人とも幼く、通学と警備の問題がついてまわる。現役で幼い子供を育てる世代の総理大臣は、戦後前例がありません。仮に首相公邸に住んだ場合、子供たちの通学には滝川さんも頭を悩ませることになりそうです」(前出・全国紙政治部記者)
ライバルもいちばんの助っ人も女性という小泉氏。まもなく彼を取り巻く女性たちの総裁選の幕が切って落とされる。
※女性セブン2025年9月25日・10月2日号