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「真美子さんと娘さんとの未来を描けていたのか…」大谷翔平が“ハワイ別荘の広告塔トラブル”に巻き込まれた背景に「家族を持って生まれた意識の変化」か

大谷が購入したハワイの別荘に関する訴訟があった(共同通信)

大谷が購入したハワイの別荘に関する訴訟があった(共同通信)

 フィールドでの活躍とは裏腹に、自身が広告塔になったハワイの別荘プロジェクトを巡って訴訟トラブルに見舞われているドジャース、大谷翔平選手(31)。代理人のネズ・バレロ氏ら大谷サイドは、不動産事業者からの告訴状に対して棄却を求める申立書を提出したが、大谷が購入した別荘はどうなるのかなど不透明な部分が多い。このリゾート地開発事業を共同で進めてきた原告側と大谷サイドは、どこで食い違ったのか——。【前後編の後編。前編から読む】

 原告の1人、松本明子氏は日本人だが、現地では「ハワイ有数の不動産ブローカー」として知られている。ハワイの不動産関係者が話す。

「松本氏は、ハワイ島のリゾートエリアを中心に高級住宅やリゾート物件を扱う不動産ブローカー。日本語と英語を扱えるバイリンガルなので、アメリカ人や日本人の富裕層、開発業者双方とコミュニケーションを取れるのが強みです。投資用マンションを購入しようとする日本人からの信頼も厚い」

 原告側の告訴状でも、松本氏についてはこう紹介している。

〈受賞歴のある不動産ブローカーで、2024年1月以来、地域における400人以上のブローカーの中で取引額はナンバーワンにランクしています〉(訴状より)

 そんな松本氏だが、大谷サイドと的確なコミュニケーションが取れていたのかは疑問が残る。それは次のような経緯からだ。

 この開発事業に関する松本氏の会社のウェブサイトから、大谷の広告が消えたのは今年の5月以降のこと。松本氏らによる訴訟が報道される前の7月下旬、そのことに気づいた購入希望者が事情を聞くために電話で問い合わせたところ、松本氏は「広告が消えた理由」について説明を始めたのだという。購入希望者が語る。

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