スイートルームで観戦する真美子さん(左から2番目)とバレロ氏(一番右)(GettyImages)
大谷サイドは今回の申立書で〈原告側は、大谷がバレロ氏を通じて妨害行為に及んだと主張しているが、大谷はバレロ氏に脅迫するよう指示したり、脅迫を承認したりしたわけではない〉と述べ、大谷には何の責任もないとの立場を明確にしている。
原告の松本氏とヘイズ氏に質問状を送付したが、回答は得られなかった。
一方、大谷サイドも広告案件に対する“警戒度”をあげている。東スポWEBは9月16日、大谷の年間スポンサー料の相場が今年に入ってから2000万ドル(約30億円)程度となっており、昨年の約3倍にまで跳ね上がったと報じた。
「2022年にはアンバサダーになっていた仮想通貨『FTX』が破綻し、大谷は投資家らから訴訟を受けている。こういった“失敗”を反省したのか、大谷サイドは広告費を吊り上げることで、“怪しい案件”が持ち込まれないようにしているのでしょう」(前出・在米ジャーナリスト)
プレーオフを控え、野球に集中したい大谷からしたら迷惑極まりないであろうこのトラブル。法廷で真実は明らかにされるのか。
(了。前編から読む)