表示されなくなった大谷翔平の広告(販売会社のHPより、現在は削除済み)
今年1月の着工式の際、真美子さんが映った写真が即時削除されたように、大谷サイドが「プライベートを明かされる」のを嫌った可能性は高い。一方で松本氏は、真美子さんや娘の肖像権に関する取り扱いについて、大谷サイドとどこまで具体的な合意が取れていたのかは不明だ。ハワイの不動産事業に詳しい在米ジャーナリストが解説する。
「広告契約が結ばれた2023年初めの時点で、大谷が真美子さんと娘との未来を明確にイメージできていたかどうかはかなり微妙なところです。大谷は真美子さんと結婚してから、購入した一軒家を報じられたことについて怒りを露わにするなど、家族のプライバシーについて強い意識を持つようになりました。松本氏と大谷サイドとの間には、こうした大谷の意向がきちんと共有されていなかった可能性はあるでしょう。
松本氏ら原告側は、東京ドームでドジャースの開幕戦が行われた今年3月にも、東京でこの不動産の販売説明会を開いていました。そこでも、『物件を購入した人はすでに大谷さんと食事をしています』などと説明をしていたようです。大谷も自分1人だけなら構わないでしょうが、娘や真美子さんのプライベートにまで触れられるのは避けたかったのでしょう」