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《8年の歴史に幕》『激レアさん』が業界と視聴者に与えた“インパクト” 「一般人は面白い」という再認識、弘中アナが広げた女性アナ活躍の可能性 

最終回を迎える『激レアさんを連れてきた。』(インスタグラムより)

最終回を迎える『激レアさんを連れてきた。』(インスタグラムより)

 23時台の放送ながら、これまでにない企画内容から人気を集めてきた『激レアさんを連れてきた。』(テレビ朝日系)。29日に最終回を迎える。同番組は業界と視聴者に多くの影響を与えたという。コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。 

* * * 

 29日夜、2017年10月から放送され続けた『激レアさんを連れてきた。』(テレビ朝日系)が8年間の歴史に幕を閉じます。 

 最終回の内容は「2週ぶち抜き どうしても最後に連れてきたかった激レアさんSP」の後編。「反響が大きく、出演後にいろいろあった」という“レジェンド激レアさん”が集結して、にぎやかなフィナーレを飾ります。 

 23時台の放送ながら、他局を含めた同時間帯で常にトップクラスの人気を保ってきた『激レアさん』は、あらためてどんな番組だったのか。業界と視聴者に何をもたらし、何を変えたのか。主に3つのポイントをあげていきます。 

近い将来の特番や再レギュラー化も 

 今さらながらではありますが、同番組のコンセプトは、「“激レア”な体験をした人=激レアさんを“研究サンプル”として採集。マンガのような実話・実体験話を聴き、ウソみたいな状況に対処できる人材の育成をめざします。『九死に一生を得た』や『前代未聞のおバカ事件』まで、その時何が起きて、どう行動したのか?笑いと驚きにリアルに役立つ知識も交えて トコトン研究していきます!」。 

 2週にわたる最終回の前編では、「世界的ヴァイオリニストとして貴族の前で演奏していたため、居酒屋『鳥貴族』を貴族のお店と勘違いして働いていたスミさん」「吹かないと禁断症状を起こすほど口笛を吹くのが好きで世界チャンピオンまで上り詰めたギマさん」「本当は貧乏でアルバイトを週6で入れているのにインスタではセレブ生活を演じているエリカさん」「サッカーのFIFAクラブワールドカップに意地でも出るためにあらゆる海外チームを渡り歩く不屈の男」「大好きで憧れのオリラジ藤森を追いかけていたらいつの間にか世界一過酷と言われるサハラマラソンで準優勝した人」の5人をピックアップ。 

 いずれも激レアな体験をした愛すべきキャラクターであり、8年間で583人もの激レアさんを発掘してきたことに驚かされます。 

 惜しまれながらも終了する理由は、「総合的な判断」とだけ発表されていますが、業界内では「鮮度やクオリティを保つ上でのリフレッシュ」「飽きられないためにいったん休む」をあげる声が目立ちました。同じテレビ朝日の深夜番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』のような近い将来の特番化や再レギュラー化が期待されています。 

 では『激レアさん』は業界と視聴者に何をもたらし、何を変えたのか。 

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