指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)

「変わった子」という印象もあったという

逮捕後にあった”目撃情報”

「1年から1年半くらい前、刑事が店に来てさ、『おたくはトンカツを出しますか』って、わけのわからないことを言ったの。話を聞いたらあのひき逃げの捜査をしているというんだよ。刑事曰く、『八田らしき男が、近くの旅館で働いているという情報があった。その男は同僚に鬼怒川に行きつけのトンカツ屋があると話していて、それを調べている』ということだった。俺はその話しぶりからして、川治温泉(鬼怒川の北側)の旅館のことを指していたんじゃないかと思う。

 この街の観光業の人は仕事さえしていれば、よそ者でも目立つことはない。例えば奥日光なんかは、冬場は道も閉鎖されるし、逃げるにはぴったりだよね。ここにいたとは信じたくないけど……」

「ABEMAニュース」では「『派遣スタッフが似ている』温泉地ホテルで“八田與一容疑者”目撃情報…リーゼント刑事が現場に急行」という動画を配信している。この男性が証言するのとほぼ同時期だ。動画内では情報提供者であるという同僚のホテルスタッフの協力をもとに、スタッフが男性を目視で確認しているが、最終的に“他人の空似”と結論づけられた。

 この情報は、警察が捜査にあたって掴んでいた情報と同じだったのか、それとも別の“目撃情報”だったのか──。

 遺族のためにも一刻も早い事件の解決が待たれる。

(了。はじめから読む

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