「心の中にいる、夢を持ち始めた頃の幼少の自分が『朝ドラだよ』って語りかけてくれる」
「松野家の仲がめちゃめちゃ良くて、おじいちゃん(松野勘右衛門、演・小日向文世)、お父さん(松野司之介、演・岡部たかし)、母(松野フミ、演・池脇千鶴)役の4人で話が盛り上がりますね。
松野家の4人に限らず、実は『普段、現場ではあまり喋らないけど、今回は自然と話したくなる』と思う方が集まっているのかもしれません。『ばけばけ』はめまぐるしく時代が変わる明治の世に馴染めていない人たちのお話でもあるので、そういう意味では制作チーム自体が『ばけばけ』っぽいなと思ったりしています」
トキの夫・ヘブン役を演じるトミー・バストウとも、フランクなコミュニケーションを交わしているという。
「トミーさんとは『今日何時に終わりました?』『遅かったですね』『遅いんですよ』『今日お昼どうするんですか?』みたいな普通の会話をすごくしていて。基本的には日本語で話しているのですが、知らない単語もあるので、英語の時もあります。
私は英語が話せるわけではないのですが、最近はなぜか、トミーさんの言っていることがだんだんと分かるようになってきていて。わぁーっと喋っていても、なんとなく何を言っているのかが分かる。そのまま監督に、通訳ではないけれど伝える時もあります。不思議な感覚です」
『ばけばけ』を愛しているという自信
番組の予告映像が公開された時の視聴者の反応を高石はSNS上で眺めていたという。「今までにない新しい空気を感じる」といった声から「『ばけばけ』は王道ではないから不安」といった感想まで、賛否両論を目にしたという。