パンフレットと一緒に記念撮影
ビジュアルが変わらないのが最大のファンサ
山田:昨年来、『ハリー~』のPRを兼ねて出演した番組では共演者のかたから漏れなく「吾郎ちゃん、まったく変わらない」という声が上がっていましたね。
稲垣:皆さん、そういう話題が好きだよね(笑い)。
別にことさら“若作り”しようとしているわけではないけれど、昔から自分の設定した“稲垣吾郎像”みたいなものがあって、そこをずっと目指しているというのはありますね。だから若い頃はちょっと背伸びをしていたかもしれません。一度ファンのかたから「私たちが求めているビジュアルでいてくれることが最大のファンサービスです」と言われたことがあってうれしかったですね。ぼくはファンミなどで“ファンサ”はしないんだけどね(笑い)。
そのファンミでは告知させていただきましたけれど、映画『クソ野郎と美しき世界』(2018年公開)の続編の製作が動き出しています。7年前、草彅(剛)くん(51才)と香取(慎吾)くん(48才)と一緒にした仕事なので感慨深いです。あの頃から考えるとおかげさまで3人とも充実していますけれど、関係性は変わっていませんね。「昔は気を使っていたけれど、いまは何でも言い合える」とかいうカンジでもない。もちろん3人で何かしているときは楽しいし、でも“大人の距離感”というカンジかな。それでいいと思っています。
山田:では恒例の質問を。結婚のご予定はありますか?
稲垣:恒例でしたっけ? ずっと「自然の流れに任せて」で変わらない。変わるわけがないです(キッパリ)。
いまは猫が3匹いるので、ぼくが留守のときに面倒を見てくれるパートナーというのはあるのかなぁ。でも猫のために結婚するっていうのも何だかちょっとねぇ……。
そういえばこの間、性格診断の恋愛バージョンをやってみたら、ぼくは「自分が主人公」だったの(笑い)。何回かやると診断結果が変わるみたいなんだけど、「人生、何があるかわからない」というのは、ぼくがずっと言っていること。その“人生という舞台”を楽しんでいきたいですね。
構成/山田美保子
『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)などを手がける放送作家。コメンテーターとして『ドデスカ+』(メ~テレ)、『1周回って知らない話』(日本テレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系)に出演中。CM各賞の審査員も務める。
※女性セブン2025年10月30日号