ハイブランドの商品を撮影した写真が多数投稿されていた(Instagramより)
「アメリカ最大の銀行」とも仕事していたが…
チャン容疑者は輝かしい経歴を持っていたという。
「公開されているプロフィールによると、台湾の『国立高雄師範大学』でファインアートや視覚デザインを専攻し、同学で修士号を取得したチャン容疑者は、2019年にニューヨークの美術大学へ留学。
学生時代は好成績を収め、 その後はUXデザイナーとしてニューヨークの大手金融会社や大手メディア企業を転々としていました。2022年にはアメリカ最大の銀行・JPモルガンとも契約。順調にキャリアを積み重ねていました。
ただ同年秋ごろから、自身のウェブメディアやSNSで積極的に発信するようになりました。それまでは日常の風景や素朴な私服姿を投稿することが多かったチャン容疑者ですが、その内容も徐々に“ラグジュアリー路線”に傾いていったようです。露出度が高い写真を投稿し始めたのもこの頃でした。JPモルガンとは2023年5月まで契約していたようですが、その後は特に企業との仕事はしていなかったようです」
フリーになってからも、チャン容疑者の“ラグジュアリー路線”投稿は続いた。
「高級料理のほかにプラダやルイヴィトン、エルメスなどハイブランドの商品を撮影した写真が多数投稿され続けました。表向きは華やかな生活を送っていたために、複数回逮捕されたという報道は驚きをもって受け止められています」
ペイできない注文を繰り返していたチャン容疑者。輝かしい経歴から“食い逃げ犯”へ転落した背景には、いったい何があったのだろうか──。
