今年、メットガラで“パンツレス”ファッションで現れたリサ(時事通信フォト)
〈パンツレスのファッションって実在してたのか〉〈前衛的すぎる〉──先日、“パンツレス”というファッションを取り上げた1つのポストがSNSで注目された。投稿された写真にはBLACKPINKのリサ(LISA)と、キム・カーダシアンがうつっている。「ズボン(pants)」をあえて履かないスタイルとして紹介された当該ポストは投稿から4日で1357万回表示されている。
毎年5月に、ニューヨークのメトロポリタン美術館で開催されるファッションの祭典「Met Gala(メットガラ)」。今年のドレスコードは“Tailored for You(あなただけの仕立て)”だった。今回、メットガラデビューを飾ったリサの独特なファッションは、当時も話題を呼んでいた。
また、“お騒がせセレブ”としても知られるキムは、過去に同スタイルを披露したうちの1人。2017年、米ニューヨークでディナーの為に現れた彼女は、黒のバンドゥブラの上からロングジャケットを羽織り、下半身は下着とシアーな黒タイツのみを着用。その大胆なファッションは当時も注目を集めた。ファッションライターが語る。
「日本では、ファッションにおける“TPO”が重視されている。近年、フィットネスの流行から『アスレチック(運動競技)』と『レジャー(余暇)』を組み合わせた造語『アスレジャー』が浸透しつつあり、ヨガやピラティスなどで着用するタイトなレギンスを普段着として取り入れる方も増えてきていますが、〈目のやり場に困る〉〈公共の場では控えるべきだ〉との議論を呼ぶこともあります。
たしかに日本では、ボディラインが浮き出たり、過度に露出した服装は批判を呼びがちで、 “ズボンをあえて履かないスタイル”は日本人的な感覚として抵抗があるかもしれません」
一般人は参考にしちゃダメだろう
当該ポストを発端に、SNSでは議論が活発化。〈スカート履き忘れただけにも見える〉〈公衆の面前では普通に犯罪になるのでは〉など否定的な声があがる一方で、〈メットガラではたまに見かけるよね。セレブの感覚なので一般人は参考にしちゃダメだろう〉〈日常的なスタイルではなく、芸術性で評価されているんじゃないかな〉といった意見もある。
