国内

亀井静香氏が新党構想 選挙では民主・自民上回ると豪語する

 与党・民主党ばかりか野党・自民党まで消費税増税で足並みを揃えつつある。そんな中、石原慎太郎・東京都知事らと新党構想を打ち出した亀井静香・国民新党代表に増税をめぐる政局について聞いた。

 * * *
 消費増税法案は成立しないよ。自民党が「話し合い解散」を条件に賛成するなんてあり得ない、消費増税に賛成して選挙したら負けるのが目に見えているんだから。民主党内の反増税派もどんどん増えている。

 この前、岡田(克也)副総理が来たから、「法案を提出したら野田(佳彦首相)と地獄に落ちるぞ。同行2人で死出の旅に出るんだな」っていってやった。去年(10~11月)の為替介入で安住財務相が10兆円をドブに捨てただろ。消費税5%分なんてその程度だよ。そのために庶民を苦しめるなんて、小泉政権以上の弱者切り捨てだ。民主党の幹部たちは真面目だけど、間違った理論に囚われて突っ走っている。「連合赤軍」と同じなんだ。

 財務省に騙されてるんだよ。俺は勝(栄二郎・事務次官)に面と向かって、「幕末の勝は国を救ったが、平成の勝は国を滅ぼす」といったんだ。

 昨日(3月13日)は総理と会ったからいったんだよ。「あんたな、桜の咲く頃には永田町の景色はガラッと変わるぞ」と。新党ができるからさ。「そうしたら民主党からもこっちに来るぞ。ポン引きなんてする必要ない」といったら、黙って酒を飲んでいたな。

 大阪の橋下、愛知の大村、東京の石原と、地方の力が確実に国政を変えつつある。そこに中央の我々が加わるんだ。もちろん、小沢一郎も国家にとって必要な人材だ。

 秋までには確実に選挙になるが、民主は100議席そこそこ、自民も140~150にしかならないだろう。俺の構想する新勢力は、それ以上は取る。そうしたら第一党だから、新党の党首が次の総理ということになるだろう。

※週刊ポスト2012年3月30日号

関連記事

トピックス

大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
「What's up? Coachella!」約7分間、圧巻のパフォーマンスで観客を魅了(写真/GettyImages)
Number_iが世界最大級の野外フェス「コーチェラ」で海外初公演を実現 約7分間、圧巻のパフォーマンスで観客を魅了
女性セブン
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
女性セブン
天皇皇后両陛下、震災後2度目の石川県ご訪問 被災者に寄り添う温かいまなざしに涙を浮かべる住民も
天皇皇后両陛下、震災後2度目の石川県ご訪問 被災者に寄り添う温かいまなざしに涙を浮かべる住民も
女性セブン
今年の1月に50歳を迎えた高橋由美子
《高橋由美子が“抱えられて大泥酔”した歌舞伎町の夜》元正統派アイドルがしなだれ「はしご酒場放浪11時間」介抱する男
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。  きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。 きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
NEWSポストセブン
大谷翔平を待ち受ける試練(Getty Images)
【全文公開】大谷翔平、ハワイで計画する25億円リゾート別荘は“規格外” 不動産売買を目的とした会社「デコピン社」の役員欄には真美子さんの名前なし
女性セブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン