国内

宮内庁職員「皇太子殿下は3.11に被災地に赴いてもよかった」

 心臓バイパス手術から退院後、天皇陛下が並々ならぬ思いでご出席された、3月11日の東日本大震災1周年追悼式。ご出席が発表された9日、皇居では天皇皇后両陛下と皇太子との昼食会が行なわれた。しかし、そこに雅子妃の姿はなかった。

 宮内庁では、この昼食会の趣旨を「皇太子から陛下にご公務代行をご報告するため」と説明し、雅子妃の同席が必要でなかったと強調している。だが、宮内庁関係者はこう嘆息して語る。

「陛下としては、追悼式典の後のご公務の代行をすべて皇太子殿下に託すわけです。雅子妃殿下に対しても同じお気持ちでしたから、当然ご夫婦で御所にきてほしかったはず。昼食会では終始、陛下からこれからの名代の責務と重要性についてお話しされていましたが、殿下は雅子妃が同席されていないからか、平身低頭で聞かれていたようです」

 追悼式の時、皇太子夫妻は両陛下がご臨席される様子を居所(東宮御所、宮邸)のテレビで見ながら黙祷を捧げていた。それは両陛下のご指示によるものといわれるが、宮内庁職員らの心中は複雑なようだ。

「陛下は本来であれば、東北の被災地に再び足を運びたかったという思いが強かった。しかしご病気ということもあって、それは叶いませんでした。その陛下の胸中を察して、皇太子殿下が被災地に行かれてもよかったのではないか、そんな声が職員の間で上がったのは事実です」(宮内庁関係者)
 
※週刊ポスト2012年3月30日号

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