芸能

田原俊彦「卒業式」が前田敦子並み視聴率で「数字持ってる」

 1979年放送の『3年B組金八先生』(TBS系)で、先生役と生徒役で共演した武田鉄矢と田原俊彦が久しぶりに顔を合わせた『爆報!THE フライデーSP』(TBS系・10月26日放送)。視聴率は14.0%を記録し、同時間帯1位だけでなく、週間視聴率(10月22日~10月28日)でも21位となる高い数字を叩き出した。

 番組では、昨年放送された『3年B組金八先生』の卒業スペシャルに、田原が出演できなかったことについても言及。番組のラストでは、武田と田原による「2人だけの卒業式」が行なわれ、お茶の間の涙を誘った。

 8月27日に『HEY!HEY!HEY!』(フジテレビ系)で放送されたAKB48前田敦子の卒業公演が14.3%だったことを考えると、ほぼ同じ数字を叩き出したことになる。裏番組などとの関連もあるので、一概に数字を比べることはできないが、テレビ関係者はこう分析する。

「今のテレビ界で14%はなかなかの数字。まして、現在の人気No.1アイドルグループのセンターを務めた前田敦子の卒業公演と視聴率がさして変わらなかったわけですから、『トシちゃんは数字持っているなあ』という話になっています。人気番組『3年B組金八先生』がテーマとはいえ、基本的に今回は田原俊彦にスポットを当てた企画でしたからね」

 同番組では、1時間以上田原と武田をメインに番組が進行していった。

「2人が再会するまでの前振りのVTRが長かったのはいいと思うのですが、まったく同じ煽りのVTRが何度も繰り返し流れるのはもったいなかった。

 2人の同じセリフを何度も耳にするなら、もっと2人の会話なり、スタジオでの田原のコメントを取り上げてほしいと思った視聴者も多かったのでは。視聴者の年齢層が高いため、『あまりザッピングをしない』という計算のもとで、何度も煽りVTRを入れたのだと思いますが、逆効果だった気はします」(同前)

 構成次第では、さらなる高視聴率となったかもしれない、というわけだ。やはりトシちゃんは「数字を持っている」ということか。

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