芸能

宍戸錠×吉田豪「40~50代の男がほとんど遊びを知らない」

 女性経験人数は1331人で世界3位──この12月で79歳になる宍戸錠氏は今でも現役バリバリ。この数字もまだまだ更新されそう。「現代の男性は遊び方を知らない」という宍戸氏。様々なライフスタイルで自由に生きる今の男性たちに「とはいえ、これだけは忘れてほしくない」そう思っていることがあるという。『メルマガNEWSポストセブンVol.40』に掲載されたプロインタビュアー吉田豪氏による珠玉のインタビューの一部をご紹介しよう。

 * * *

──宍戸さんは、最近の俳優は遊んでないって言ってましたね。

宍戸:遊んでない! 遊びが僕らの頃の遊びと変わってきて、真剣になりすぎちゃうの。ちょっと、そんなのは遊びだよ、って。でも、両者の了解がない限り、それは昔に戻っちゃってるんじゃないかっていうことと、あといま52、53歳の方と、それから、42、43歳くらいの方々が遊びをほとんど知らないで過ごした連中だと思う。

──ああ、でもそうかもしれないですね。ボクもそんなに遊びを知らないと思いますよ。

宍戸:ああ、君はいくつなの?

──42歳です。

宍戸:42歳か。そのくらいだと、たぶんつらいと思うよ。何がつらいかよくわからないけど(笑)、遊んだからいいっていうもんじゃねえしな。でも、許される遊びってあるじゃない、ある意味で。それが全部できあがったのが、安保条約の頃かな。俺の息子たちを見ていると、何をやってるんだ、てめえら。って言いたいよ。

──真面目そうですもんね。以前、若い世代に向けて「スキーだの、スキューバだの、スカイダイビングとか、ほかの遊びが増えたのはわかるけど、海山空よりもすべての原点であるヴァギナだけ忘れないでほしい」って言ってて、これは名言だと思いました(笑)。

宍戸:だから、『週刊ポスト』でもヴァギナの特集をずっとやってたけど、あれはえげつないな(あっさりと)。

──ダハハハハ! 中学校のときの宍戸さんと同じ(※)ですよ、やってることは。

(※中学時代、宍戸氏は友人と女性器を描き、それを一冊の本にしていた。タイトルは『内緒で教えるデカメロン』)

宍戸:いやいや、俺たちはもっときれいに描くよ(笑)。だから、もっと芸術的に見せる方法があるんじゃないかな。僕らはホントにまだヤッてないで描いてるから。

──童貞が描いてるから。

宍戸:想像で描いてるから。

──いま残ってたら、『ポスト』で特集になってますよ。

宍戸:手本になってるよ(笑)。

──宍戸さん、もう一度共演したい役者さんとか一人ぐらい挙げるとしたら、どなたですか。

宍戸:だれだろう。ウォーレン・ベイティかな。女性経験人数が1万2775人で世界一位だもんな。

──そこは悔しい(笑)。

宍戸:日本的に言えば、一番やりたくねえのは小林旭(笑)。「街のみんなが振り返る~」なんて、振り返ってもな(笑)

<宍戸錠氏プロフィール>
ししど・じょう。1933年大阪府生まれ。1954年、日活ニューフェイス第一期生としてトップ合格し、翌55年に『警察日記』でデビュー。タフでハードボイルドな「エースのジョー」として人気を得て、石原裕次郎、小林旭らとともに日活のスターとなる。『拳銃は俺のパスポート』など300本以上の映画に出演してきた。その役者人生を綴った自伝的小説の完結編『シシド 完結編~小説・日活撮影所百周年記念』(角川書店)は11月30日発売予定

※メルマガNEWSポストセブンVol.40

関連キーワード

トピックス

多忙なスケジュールのブラジル公式訪問を終えられた佳子さま(時事通信フォト)
《体育会系の佳子さま》体調優れず予定取り止めも…ブラジル過酷日程を完遂した体力づくり「小中高とフィギュアスケート」「赤坂御用地でジョギング」
NEWSポストセブン
麻薬密売容疑でマグダレナ・サドロ被告(30)が逮捕された(「ラブ・アイランド」HPより)
ドバイ拠点・麻薬カルテルの美しすぎるブレイン“バービー”に有罪判決、総額103億円のコカイン密売事件「マトリックス作戦」の攻防《英国史上最大の麻薬事件》
NEWSポストセブン
広島県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年6月、広島県。撮影/JMPA)
皇后雅子さま、広島ご訪問で見せたグレーのセットアップ 31年前の装いと共通する「祈りの品格」 
NEWSポストセブン
無期限の活動休止を発表した国分太一(50)。地元でもショックの声が──
《地元にも波紋》「デビュー前はそこの公園で不良仲間とよくだべってたよ」国分太一の知られざる “ヤンチャなTOKIO前夜” 同級生も落胆「アイツだけは不祥事起こさないと…」 【無期限活動停止を発表】
NEWSポストセブン
政治学者の君塚直隆氏(本人提供)
政治学者・君塚直隆氏が考える皇位継承問題「北欧のような“国民の強い希望”があれば小室圭さん騒動は起きなかった」 欧州ではすでに当たり前の“絶対的長子相続制”
週刊ポスト
TOKIOの国分太一(右/時事通信フォトより)
《あだ名はジャニーズの風紀委員》無期限活動休止・国分太一の“イジリ系素顔”「しっかりしている分、怒ると“ネチネチ系”で…」 “セクハラに該当”との情報も
NEWSポストセブン
月9ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』主演の中井貴一と小泉今日子
今春最大の話題作『最後から二番目の恋』最終話で見届けたい3つの着地点 “続・続・続編”の可能性は? 
NEWSポストセブン
『ザ!鉄腕!DASH!!』降板が決まったTOKIOの国分太一
《どうなる“新宿DASH”》「春先から見かけない」「撮影の頻度が激減して…」国分太一の名物コーナーのロケ現場に起きていた“異変”【鉄腕DASHを降板】
NEWSポストセブン
出廷した水原被告(右は妻とともに住んでいたニューポートビーチの自宅)
《水原一平がついに収監》最愛の妻・Aさんが姿を消した…「両親を亡くし、家族は一平さんだけ」刑務所行きの夫を待ち受ける「囚人同士の性的嫌がらせ」
NEWSポストセブン
夫・井上康生の不倫報道から2年(左・HPより)
《柔道・井上康生の黒帯バスローブ不倫報道から2年》妻・東原亜希の選択した沈黙の「返し技」、夫は国際柔道連盟の新理事に就任の大出世
NEWSポストセブン
新潟で農業を学ことを宣言したローラ
《現地徹底取材》本名「佐藤えり」公開のローラが始めたニッポンの農業への“本気度”「黒のショートパンツをはいて、すごくスタイルが良くて」目撃した女性が証言
NEWSポストセブン
1985年春、ハワイにて。ファースト写真集撮影時
《突然の訃報に「我慢してください」》“芸能界の父”が明かした中山美穂さんの最期、「警察から帰された美穂との対面」と検死の結果
NEWSポストセブン