ビジネス

高須院長 大金持ちになる方法伝授「今狙うべき銘柄は…」

大金持ちになる方法伝授する高須院長「今狙うべき銘柄は…」

 高須クリニックの高須克弥院長が、世の中のあらゆることに提言をするシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。アベノミクスの好影響で、株価も上昇、景気回復ムードが漂う今の日本でリッチになるにはどうすればいいのか? 資産家としての顔も持つ高須院長にその極意を聞いた。

 * * *
──今回は、高須院長に“リッチになる方法”をお聞きしたいです。安倍政権になってから、景気もかなり好調になってきました。今はまさにお金持ちになるチャンスだと思うんですが、ここはひとつ、高須院長のご経験から、お金持ちになるには何をすればいいのか、どういう心構えでいることが重要なのかを教えていただきたいんですよ。

高須:簡単だよ。つねに“逆張り”をすればいい。

──“逆張り”ですか?

高須:そう。世の中っていうのは、お金持ちにならない人のほうが大部分で、お金持ちになる人のほうが少数派なんだよ。ということはつまり、つねに少数派のほうへ“逆張り”をしていれば、お金持ちになる確率が高くなるということ。みんなが株を買っているのなら、株を売ればいいし、みんなが土地を買っている時なら、土地を売ればいい。

──なるほど。すごくシンプルな方法ですね。

高須:ただ、世の中の流れと逆のことをするわけだから、すってんてんになっちゃう可能性もあるんだけどね。でも、それだけ大金持ちになる可能性も高いということ。競馬だって、ちまちま本命にばっかり賭けてても、儲かるのは主催している自治体ばかりで、絶対に大勝ちなんてできない。当たり前だけど、穴馬を狙わないと、リッチにはなれないよ。

──院長も、もちろん“逆張り”を実践されているんですよね。

高須:今までの人生は全部逆張りだよ。美容整形だってそう。「誰が美容整形なんていう変わったことをするもんか」って言われてた時に始めたんだからね(笑い)。

──まさに、人生逆張りですね。

高須:地道にお金を貯めていくのもいいかもしれないけど、それだとたいしたことはない。ハイリスクハイリターンじゃないと、大金持ちにはなれない。

──でも「もし、すってんてんになってしまったら…」って不安になる人も多いと思うんですよ。

高須:すってんてんになっても、また最初からやり直せばいいじゃん。だって、日本なら無一文になっても命を取られるわけではないんだから。我が家の家訓は「この世で起きたことは、全部この世で解決できる。何をくよくよすることがあろうか」なんだよ。すってんてんになったって、生きていさえいれば問題ない。舞台の上に立っている限りは、つねにチャンスはある。生きていりゃいいんだよ。

──ものすごく力強い家訓ですね。

高須:とはいっても、安定した生活に幸せを感じるような人に、「博打を打て」って勧めるのは良くないけどね。でも、度胸もあって成功する確率も高いのに、「安定した職業に就きなさい」っていうのは面白くないよ。ベンチャーで成功した人って、大学を中退して起業した人が多いでしょ。せっかくいろんな可能性があるんだから、大きな勝負をしたほうが楽しいって思うよね。

──ちなみに、アベノミクスの影響もあって景気が上向きですが、今は“張り時”なんですかね…?

高須:前にも話したけど、これから日本はハイパーインフレになると思うんだよ。そう考えると、株でも不動産でも早く買ったほうがいい。今のうちに買わないと“張り時”を逃しちゃうかもしれないね。円安はもっと進んで1ドル140円くらいにまでなるんじゃないかな。株価も日経平均で3万円くらいまで上がると思うよ。

──参考までに、どういう株に張れば、大きなリターンが得られると思いますか?

高須:円が安くなっているっていうことは、とにかく現金の価値が下がっているっていうことで、その現金を不動産に替えたほうが良いっていうことだよね。そう考えると、不動産を持っている企業の株が良いね。業績が悪い企業でも、不動産の含み資産が大きければ、株の値上がりも見込める。たとえば、TBSなんかは不動産の資産が大きくていいかもね。

──やはり現金より不動産ですね。まさにバブル経済の再来!

高須:あと問題は年寄り。ぼくが言うのもなんだけど、今の年寄りは、日本の景気が良かった頃の負の遺産になってるんだよ。今、老人向けの医療や介護でかなりの労働力が消費されちゃってるけど、一方で老人たちはお金をあまり使わずに、たんまり貯金を抱えてるわけでしょ。その貯金がそのまま国債になってる状態だしね。今度、相続税の最高税率が50%から55%に上がるけど、これを60%まで上げられたら、かなりの税収を確保できるよ。国家にしがみついるだけで、何も生産しない金持ちの老人たちが、順調に亡くなってくれれば、国の財政も健全化してくれるんじゃないかな。ホント、ぼくが言うことじゃないけどね(笑い)。

 * * *
「人生逆張り」というリッチになる秘訣を教えてくれた高須院長。とはいえ、少市民たちにしてみれば、すってんてんになるかもしれないというリスクはとんでもなく怖いのだが…。そんなチキンなハートを克服する精神力もまた、リッチになるために必要なものなのかもしれない。ひとまず、来るべき好景気に向けて、まずは株でも買ってみたらリッチになれるかも。

【プロフィール】
高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。

昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。著書に『バカにつける薬 ドクター高須の抱腹絶倒・健康術』(新潮OH!文庫)、『私、美人化計画』(祥伝社)、『シミ・しわ・たるみを自分で直す本』(KKベストセラーズ)、『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子との共著)など。最新刊『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)が話題。

トピックス

山田和利・裕貴父子
山田裕貴の父、元中日・山田和利さんが死去 元同僚が明かす「息子のことを周囲に自慢して回らなかった理由」 口数が少なく「真面目で群れない人だった」の人物評
NEWSポストセブン
国内未承認の危険ドラッグ「エトミデート」が沖縄で蔓延している(時事通信フォト/TikTokより)
《沖縄で広がる“ゾンビタバコ”》「うつろな目、手足は痙攣し、奇声を上げ…」指定薬物「エトミデート」が若者に蔓延する深刻な実態「バイ(売買)の話が不良連中に回っていた」
NEWSポストセブン
大阪・関西万博を視察された秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
【美しい!と称賛】佳子さま “3着目のドットワンピ”に絶賛の声 モード誌スタイリストが解説「セブンティーズな着こなしで、万博と皇室の“歴史”を表現されたのでは」
NEWSポストセブン
8月27日早朝、谷本将志容疑者の居室で家宅捜索が行われた(右:共同通信)
《4畳半の居室に“2柱の位牌”》「300万円の自己破産を手伝った」谷本将司容疑者の勤務先社長が明かしていた“不可解な素顔”「飲みに行っても1次会で帰るタイプ」
NEWSポストセブン
騒動から2ヶ月が経ったが…(時事通信フォト)
《正直、ショックだよ》国分太一のコンプラ違反でTOKIO解散に長瀬智也が漏らしていたリアルな“本音”
NEWSポストセブン
ロシアで勾留中に死亡したウクライナ人フリージャーナリスト、ビクトリア・ロシチナさん(Facebook /時事通信フォト)
脳、眼球、咽頭が摘出、体重は20キロ台…“激しい拷問”受けたウクライナ人女性記者の葬儀を覆った“深い悲しみと怒り”「大行列ができ軍人が『ビクトリアに栄光あれ!』と…」
NEWSポストセブン
谷本容疑者(35)の地元を取材すると、ある暗い過去があることがわかった(共同通信)
「小学生時代は不登校気味」「1人でエアガンをバンバン撃っていた」“異常な思考”はいつ芽生えたのか…谷本将志容疑者の少年時代とは【神戸市・24歳女性刺殺】
NEWSポストセブン
大谷の「二刀流登板日」に私服で観戦した真美子さん(共同通信)
「私服姿の真美子さんが駆けつけて…」大谷翔平が妻を招いた「二刀流登板日」、インタビューに「今がキャリアの頂上」と語った“覚悟と焦燥”
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKIが結婚を発表した(左・Instagramより)
《お腹にそっと手を当てて》ひとり娘の趣里は区役所を訪れ…背中を押す水谷豊・伊藤蘭、育んできた3人家族の「絆」
NEWSポストセブン
過去にも”ストーカー殺人未遂”で逮捕されていた谷本将志容疑者(35)。判決文にはその衝撃の犯行内容が記されていた(共同通信)
《前科は懲役2年6か月執行猶予5年》「ストーカーだけでなく盗撮も…」「5回オートロックすり抜け」公判でも“相当悪質”と指摘された谷本将志容疑者の“首締め告白事件”の内幕
NEWSポストセブン
硬式野球部監督の退任が発表された広陵高校・中井哲之氏
【広陵野球部・暴力問題で被害者父が告白】中井監督の退任後も「学校から連絡なし」…ほとぼり冷めたら復帰する可能性も 学校側は「警察の捜査に誠実に対応中」と回答
NEWSポストセブン
〈# まったく甘味のない10年〉〈# 送迎BBA〉加藤ローサの“ワンオペ育児”中もアップされ続けた元夫・松井大輔の“イケイケインスタ”
〈# まったく甘味のない10年〉〈# 送迎BBA〉加藤ローサの“ワンオペ育児”中もアップされ続けた元夫・松井大輔の“イケイケインスタ”
NEWSポストセブン