国内

安倍首相 8.15に靖国参拝しなければ保守層の反発招く可能性

 就任1周年の節目となる昨年12月26日、安倍晋三首相は靖国神社参拝を果たした。だが、この参拝は“焦り”に駆られての行動だったと見るべきだろう。

「菅義偉・官房長官らは、米国が安倍政権のタカ派姿勢に警戒感を示していることから、参拝を自重するように求めていた。前日(25日)に“参拝見送り”という報道が出たのも菅氏らの意向。一度は総理も回避を受け入れたが、“嘘つき”といわれることを気にして参拝に踏み切った」(官邸筋)

 揺れる安倍首相の脳裏には、ここでも小泉純一郎氏の陰がちらついていたはずだ。小泉氏は「原発ゼロ」講演の際に、あえて靖国参拝に言及した。

「私の辞めた後、総理大臣はひとりも靖国神社に参拝していないじゃないですか。それで日中関係がうまくいっているんですか」

 この言葉には、安倍氏に対する強烈な批判が込められている。小泉氏が安倍政権への批判姿勢を強めるなか、“靖国行く行く詐欺”を続ければ、政権が危うくなるという危機感が安倍首相にあったのではないか。

 だが、この参拝は必ずしも保守層から全面的に支持されたわけではない。靖国神社崇敬奉賛会顧問の高森明勅氏はこう語る。

「会見で安倍総理は“この1年の安倍政権の歩みをご報告した”といいましたが、純粋な慰霊ではなく、自分の政治実績をアピールするための参拝だったという疑問を与えかねない。“就任1年目”というのも総理側の都合でしかありません。

 重要なのは、これから先、今年の春季例大祭、そして国民が注目する8月15日参拝の覚悟があるかどうか。それができなければ、今回の参拝が単なる支持率回復の道具でしかなかったと見られ、保守層の反発を招くことになりかねません」

※週刊ポスト2014年1月17日号

関連記事

トピックス

茨城県水戸市のアパートでネイリストの小松本遥さん(31)が殺害された
《水戸市・31歳ネイリスト女性死亡》「『誰かのために働きたい』と…」「足が早くて活発な子」犯人逃走から6日間、地元に広がる悲しみの声
NEWSポストセブン
浅田真央と村上佳菜子の“断絶関係”に変化
《声をかけて寄り添って》浅田真央と村上佳菜子の“断絶関係”に変化 沈黙から一転、見られていた「雪解けの予兆」
NEWSポストセブン
新宿の焼肉店で撮影された動画が物議(左は店舗のInstagramより、右は動画撮影者より提供)
《テーブルの上にふっくらとしたネズミが…》新宿・焼肉店での動画が拡散で物議、運営会社は「直後に殺処分と謝罪」「ねずみは薬剤の影響で弱って落下してきたものと推察」
NEWSポストセブン
新年一般参賀に出席された秋篠宮家次女・佳子さま(2026年1月2日、撮影/黒石あみ)
《新年一般参賀で見せた“ハート”》佳子さま、“お気に入り”のエメラルドグリーンドレスをお召しに 刺繍とハートシェイプドネックがエレガントさをプラス
NEWSポストセブン
元仙台高裁判事の岡口基一氏
「裁判所当局が嫌がった核心は白ブリーフだった」 弾劾裁判で法曹資格を失った岡口基一氏が振り返る「岡口裁判の急所」とは 裁判所と司法記者クラブの問題点も指摘
NEWSポストセブン
新年一般参賀に出席された皇后雅子さま(2026年1月2日、撮影/黒石あみ)
《新年一般参賀の“ブルーリンク”コーデ》皇后雅子さまはスタンドカラーでフォーマルに、愛子さまはマオカラー風で親しみやすさを演出
NEWSポストセブン
ネイリストの小松本遥さん(31)が殺害された水戸市のアパート
「赤ちゃんをかばおうとしたのか…」「複数の凶器で犯行」水戸市で死亡のネイリスト女性(31)がかつて警察に相談していた“人間関係トラブル” 
NEWSポストセブン
1995年、チャリティーゴルフ前夜祭に参加した“ジャンボ”こと尾崎将司さん(左)と長嶋茂雄さん
【追悼・ジャンボとミスターの物語】尾崎将司さんと長嶋茂雄さん、昭和のスポーツ史に名を刻んだレジェンド2人の重なる足跡 ライバルと切磋琢磨し、後進の育成に取り組んだ
週刊ポスト
松田烈被告
「スマホから『映してください』と指示の声が…」ネットで“性的暴行してくれる人を募集”した松田烈被告(28)、被害女性が語った“外道すぎる犯行”
NEWSポストセブン
真美子さん(共同通信)が使用していたブランドとは
《ハワイ・ファミリーデートで真美子さんが持っていたプチプラバッグ》「同年代インフルエンサーのアスレジャーブランド」か?と話題に 実用性の高いトートバッグ、大谷は「娘のベビーカー担当」
NEWSポストセブン
郭広猛博士
【MEGA地震予測・異常変動全国MAP】「奥羽山脈周辺に“異常変動”が集中」「千葉県が大きく沈降」…2026年初めに警戒すべき5つの地域
週刊ポスト
ジャーナリストの溝口敦氏(左)とフリーライターの鈴木智彦氏
《溝口敦氏×鈴木智彦氏が対談》山口組抗争終結後の暴力団 勝ったはずの六代目山口組含めて勢力は縮小、トクリュウのほうが経済規模も大きく勢いがある現状
週刊ポスト