キャンピングカーの新規購入者が急増中だ。2005年に約5万台だった国内の保有台数は2012年には8万500台に増加しているという(日本RV協会調べ)。
多くの人が持つ従来のキャンピングカーのイメージに最も近いのが、マツダ・ボンゴトラックやキャンピングカー専用に作られたトヨタ・カムロードなどをベースとした「キャブコン」。だが、そんなキャブコンを抑え、いま最も主流になっているのが「バンコン」(バンコーバージョン)で、全キャンピングカーの4割以上を占めている。
トヨタ・ハイエースなどワンボックスのバンがベースとなり、400万円がメインの価格帯だ。ダイニングテーブルやベッドの装備があり大人3~5人が寝られるサイズ感で、トイレやシャワールームを除けば生活に必要な装備はほぼ揃う。
キャンピングカー専門雑誌『キャンプカーマガジン』(マガジン大地刊)の渡辺圭史編集長がいう。
「普通のワンボックスとサイズが変わらないため、運転しやすく、普段使いの際も違和感がありません。各社から多彩なモデルが販売されており、選択肢が多いことも魅力です」
●協力:キャンピングカー専門雑誌『キャンプカーマガジン』
※週刊ポスト2014年10月10日号