ジャニーズ事務所所属タレントの出演する番組を続けるところにも、日テレの編成の上手さが現れているという。
「たとえば、フジテレビは、4~6月期の“月9”に尾野真千子、椎名桔平の『極悪がんぼ』を持ってきましたが、結果は残せず、後番組『SMAP×SMAP』の視聴率も低迷した。だが、7月から開始した『HERO』が高視聴率を残すと、『SMAP×SMAP』も数字が跳ね上がった。フジの場合は期によって、バラツキがあります。
でも、日テレは、この時間帯には主演級にティーンエイジャーの女子に人気の男性タレントを、必ずといっていいほど持ってきています。編成上の流れを意識しているのです。“この2時間は女子のティーンエイジャー層を狙う”と明白な戦略を打ち出しているのだと思います。実際、10月からも関ジャニ∞・丸山隆平主演で、『地獄先生ぬ~べ~』が始まります」
日テレが視聴率で独走する理由は、編成の巧みさにもあるのかもしれない。