国内

弁護士男性局部切断 指とは比較できぬ激痛と吹き出す大出血

 42歳弁護士男性の陰茎を切断したとして、傷害容疑で逮捕された元プロボクサーで慶應大学法科大学院3年の小番一騎(こつがい・いっき)容疑者(24)。2011年にプロのライセンスを取得したが試合には一度も出たことはなく、2013年に弁護士を目指して法科大学院に編入。

 今年に入ってボランティア活動を通じて知り合った女性と結婚し、6月には司法試験の予備試験に合格したばかりだった。開けていたはずの未来を自ら閉ざした原因は、妻と被害者の弁護士との不貞関係を疑ったからだとの見方が強まっている。

 被害者は元プロボクサーのパンチを浴び、意識が朦朧とした状態でペニスを切断されたという。

「陰茎は非常に神経が細やかなところなので、指の切断とは比べものにならない激痛が走ったことでしょう。切断された瞬間、あまりの痛みで朦朧としていた意識もはっきりしたと思います」(元東京都監察医務院院長で法医学者の上野正彦氏)

 足の小指をタンスの角にぶつけただけでも相当痛いのに、指の切断以上とは想像を絶する痛さだろう。「鼻からスイカを出すような痛み」に喩えられる出産の痛みも、ペニス切断の痛みには敵わないのではないか。

 愛知医科大学学際的痛みセンターの池本竜則医師によれば、「陰茎を切断された痛みでショック死することは考えにくい」というが、それでも弁護士に“ショック死”の危険があったのは事実だ。

「陰茎には4本の動脈が通っているので、切断時には勃起状態でなくても大量の出血を伴う。体内の全血液量の3分の1が失われれば、一気に血圧が下がって出血性ショック死に至ることもあり得ます」(よこやま腎泌尿器科クリニック・横山光彦院長)

 ペニスの動脈を切ると、心臓の鼓動に合わせて20~30センチも血液が勢いよく噴き出すというから、被害者の場合も夥しい出血があったことは間違いない。

 ちなみに性転換手術の際にはペニスを根元で縛って血流を止めるため、出血はほとんどないという。

※週刊ポスト2015年9月4日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

麻原が「空中浮揚」したとする写真(公安調査庁「内外情勢の回顧と展望」より)
《ホーリーネームは「ヤソーダラー」》オウム真理教・麻原彰晃の妻、「アレフから送金された資金を管理」と公安が認定 アレフの拠点には「麻原の写真」や教材が多数保管
NEWSポストセブン
”辞めるのやめた”宣言の裏にはある女性支援者の存在があった(共同通信)
「(市議会解散)あれは彼女のシナリオどおりです」伊東市“田久保市長派”の女性実業家が明かす田久保市長の“思惑”「市長に『いま辞めないで』と言ったのは私」
NEWSポストセブン
左から広陵高校の34歳新監督・松本氏と新部長・瀧口氏
《広陵高校・暴力問題》謹慎処分のコーチに加え「残りのコーチ2人も退任」していた 中井監督、部長も退任で野球経験のある指導者は「34歳新監督のみ」 160人の部員を指導できるのか
NEWSポストセブン
松本智津夫・元死刑囚(時事通信フォト)
【オウム後継「アレフ」全国に30の拠点が…】松本智津夫・元死刑囚「二男音声」で話題 公安が警戒する「オウム真理教の施設」 関東だけで10以上が存在
NEWSポストセブン
二刀流復帰は家族のサポートなしにはあり得なかった(getty image/共同通信)
《プールサイドで日向ぼっこ…真美子さんとの幸せ時間》大谷翔平を支える“お店クオリティの料理” 二刀流復帰後に変化した家事の比重…屋外テラスで過ごすLAの夏
NEWSポストセブン
9月1日、定例議会で不信任案が議決された(共同通信)
「まあね、ソーラーだけじゃなく色々あるんですよ…」敵だらけの田久保・伊東市長の支援者らが匂わせる“反撃の一手”《”10年恋人“が意味深発言》
NEWSポストセブン
鉄板焼きデートが目撃されたKing & Princeの永瀬廉、浜辺美波
《デートではお揃い服》お泊まり報道の永瀬廉と浜辺美波、「24時間テレビ」放送中に配慮が見られた“チャリT”のカラー問題
NEWSポストセブン
8月に離婚を発表した加藤ローサとサッカー元日本代表の松井大輔さん
《“夫がアスリート”夫婦の明暗》日に日に高まる離婚発表・加藤ローサへの支持 “田中将大&里田まい”“長友佑都&平愛梨”など安泰組の秘訣は「妻の明るさ」 
女性セブン
経済同友会の定例会見でサプリ購入を巡り警察の捜査を受けたことに関し、頭を下げる同会の新浪剛史代表幹事。9月3日(時事通信フォト)
《苦しい弁明》“違法薬物疑惑”のサントリー元会長・新浪剛史氏 臨床心理士が注目した会見での表情と“権威バイアス”
NEWSポストセブン
海外のアダルトサイトを通じてわいせつな行為をしているところを生配信したとして男女4人が逮捕された(海外サイトの公式サイトより)
《公然わいせつ容疑で男女4人逮捕》100人超える女性が在籍、“丸出し”配信を「黙認」した社長は高級マンションに会社登記を移して
NEWSポストセブン
麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
「同棲していたのは小柄な彼女」大麻所持容疑の清水尋也容疑者“家賃15万円自宅アパート”緊迫のガサ当日「『ブーッ!』早朝、大きなクラクションが鳴った」《大家が証言》
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(X、時事通信フォト)
大麻成分疑いで“ガサ入れ”があったサントリー・新浪剛史元会長の超高級港区マンション「かつては最上階にカルロス・ゴーンさんも住んでいた」
NEWSポストセブン