スポーツ

内部調査で発覚 某球団主力選手5人が裏カジノ出入りの情報

 日本シリーズ開幕を控えた21日、再び球界を震撼させる新事実が発覚した。巨人・福田聡志投手(32)が野球賭博に関与していたとして球団から告発を受け、調査を行なっている日本野球機構(NPB)の調査委員会が、新たに巨人の笠原将生投手(24)と松本竜也投手(22)が関与していたことを発表した。

 また球界にとっては、野球賭博以外にも不都合な情報が出始めている。

「某球団の主力選手5人が、裏カジノに出入りしていることが球団の内部調査で発覚し、現在その対応に追われているといいます。店の防犯カメラに彼らの姿、それも顔がはっきりと判別できるくらい映っており、言い逃れができない状況だとか」(球界関係者)

 裏カジノの利用は当然違法である。バックには必ずといっていいほど反社会勢力の存在があるといわれ、経営者はもちろんのこと、利用客も処罰される可能性がある。ちなみに裏カジノについては11日付の『東京スポーツ』が、笠原が名古屋の裏カジノに行ってトラブルになり、それを球界の大物OBに処理してもらったと報じた。裏カジノに詳しいジャーナリストはこう語る。

「通常では考えられないような高レートで賭けが行なわれている。ギャンブル好きにとってはそのスリルがたまらず、いけないこととわかっていてもつい通ってしまう。当然元手も必要なので、桁違いのカネをもらっている有名人やアスリートが客には多いですね。特に日本で最も金銭的に恵まれているアスリートである野球選手はターゲットになりやすい。

 このような裏カジノをきっかけに、選手が野球賭博に誘われるケースもあるようです。裏カジノで深みにハマって大損した場合に、“野球賭博をやれば取り返せるよ”と誘われるパターンが大半」

 球界にはまだまだ深い闇が潜んでいる。前出の球界関係者はため息をつきながらこう語った。

「もっと多くの球団や選手に飛び火するのは必至。いまは日本シリーズを控えているから報道も自重気味だが、シリーズが終わったら一気に弾けるんじゃないですか」

※週刊ポスト2015年11月6日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

田久保市長の”卒業勘違い発言”を覆した「記録」についての証言が得られた(右:本人SNSより)
【新証言】学歴詐称疑惑の田久保市長、大学取得単位は「卒業要件の半分以下」だった 百条委関係者も「“勘違い”できるような数字ではない」と複数証言
NEWSポストセブン
本拠地で大活躍を見せた大谷翔平と、妻の真美子さん
《真美子さんと娘が待つスイートルームに直行》大谷翔平が試合後に見せた満面の笑み、アップ中も「スタンドに笑顔で手を振って…」本拠地で見られる“家族の絆”
NEWSポストセブン
“高市効果”で自民党の政党支持率は前月比10ポイント以上も急上昇した…(時事通信フォト)
世論の現状認識と乖離する大メディアの“高市ぎらい” 参政党躍進時を彷彿とさせる“叩けば叩くほど高市支持が強まる”現象、「批判もカラ回りしている」との指摘
週刊ポスト
国民民主党の玉木雄一郎代表、不倫密会が報じられた元グラビアアイドル(時事通信フォト・Instagramより)
《私生活の面は大丈夫なのか》玉木雄一郎氏、不倫密会の元グラビアアイドルがひっそりと活動再開 地元香川では“彼女がまた動き出した”と話題に
女性セブン
バラエティ番組「ぽかぽか」に出演した益若つばさ(写真は2013年)
「こんな顔だった?」益若つばさ(40)が“人生最大のイメチェン”でネット騒然…元夫・梅しゃんが明かしていた息子との絶妙な距離感
NEWSポストセブン
前伊藤市議が語る”最悪の結末”とは──
《伊東市長・学歴詐称問題》「登場人物がズレている」市議選立候補者が明かした伊東市情勢と“最悪シナリオ”「伊東市が迷宮入りする可能性も」
NEWSポストセブン
日本維新の会・西田薫衆院議員に持ち上がった収支報告書「虚偽記載」疑惑(時事通信フォト)
《追及スクープ》日本維新の会・西田薫衆院議員の収支報告書「虚偽記載」疑惑で“隠蔽工作”の新証言 支援者のもとに現金入りの封筒を持って現われ「持っておいてください」
週刊ポスト
ヴィクトリア皇太子と夫のダニエル王子を招かれた天皇皇后両陛下(2025年10月14日、時事通信フォト)
「同じシルバーのお召し物が素敵」皇后雅子さま、夕食会ファッションは“クール”で洗練されたセットアップコーデ
NEWSポストセブン
高校時代の青木被告(集合写真)
【長野立てこもり殺人事件判決】「絞首刑になるのは長く辛く苦しいので、そういう死に方は嫌だ」死刑を言い渡された犯人が逮捕前に語っていた極刑への思い
NEWSポストセブン
問題は小川晶・市長に政治家としての資質が問われていること(時事通信フォト)
「ズバリ、彼女の魅力は顔だよ」前橋市・小川晶市長、“ラブホ通い”発覚後も熱烈支援者からは擁護の声、支援団体幹部「彼女を信じているよ」
週刊ポスト
米倉涼子を追い詰めたのはだれか(時事通信フォト)
《米倉涼子マトリガサ入れ報道の深層》ダンサー恋人だけではない「モラハラ疑惑」「覚醒剤で逮捕」「隠し子」…男性のトラブルに巻き込まれるパターンが多いその人生
週刊ポスト
ソフトバンクの佐藤直樹(時事通信フォト)
【独自】ソフトバンクドラ1佐藤直樹が婚約者への顔面殴打で警察沙汰 女性は「殺されるかと思った」リーグ優勝に貢献した“鷹のスピードスター”が男女トラブル 双方被害届の泥沼
NEWSポストセブン