「エスカレーター式の高校進学という選択肢がないため、優秀な男子児童は附属小卒業の段階で他の中高一貫校へ進学し、結果として附属中のレベル低下を招くことが懸念されたからです。しかし、その共学化の議論は、立ち消えとなりました。その一因には、この春、新たに就任した室伏きみ子学長の意向もあったのではないでしょうか。室伏学長は附属中・高を卒業後にお茶の水女子大の理学部で学ばれた才媛。もちろん愛校心も人一倍強く、やはり共学化について首を縦に振ることはできなかったのでしょう」(前出・お茶の水関係者)

 そこで持ち上がった新案が、男子高校の設立だった。

「お茶の水女子大のすぐ隣に、現在区立中学校のグラウンドとして使われている敷地があります。ここには以前、文京区立第七中学校があったのですが、2009年に統廃合の対象となり移転。男子高校は、この土地に作られる計画ということです」(前出・お茶の水関係者)

 実際に悠仁さまが高校進学の年齢となるのは6年後だが、悠仁さまの進学のときまでに、大学受験の実績と、学校の生活で重要な先輩・後輩という上下関係のある環境を整えるため、2018年頃までには開校したい思惑もあるという。

 お茶の水女子大に男子高校設立計画の有無を確認すると、「そのような事実はございません」という回答。しかし、ある宮内庁関係者は期待を抱きながらこう続ける。

「男子高校が設立されれば、悠仁さまは高校受験という大きな負担から解放されます。加えて、附属小・中のお友達とご一緒にエスカレーター式に進学できるわけですから、多感な年頃を落ち着いた環境で過ごすことができます。そうすれば、学業の研鑽をお茶の水で積まれつつ、しっかりと帝王学を修め、帝への道を歩む時間や心のゆとりも生まれるのではないでしょうか」

※女性セブン2016年1月1日号

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