国内

松下総務副大臣 トラブル多く6年間で公設秘書が9人去る

松下総務副大臣のホームページより

 参院選を前に国会で「ガソリン代」をはじめとする政治資金問題が取り沙汰されるなか、安倍晋三首相に近い、政治資金を監視すべき総務省の松下新平・副大臣にも事務所費を巡る「ヤミ企業献金」疑惑が浮上した。

 相場では月額25万円の物件に事務所を構えておきながら、政治資金収支報告書を調べると、松下事務所が支払っている家賃は月額5万円+税となっていた。相場より安い家賃で入居していれば、差額は物件を所有する企業からの「金銭によらない寄付」にあたるため、政治資金規正法違反の疑いが出てくる。この件について、松下事務所は取材に対し、「家賃を支払っている賃借部分は2階フロアの4分の1弱の面積であり、壁で仕切って事務所としている。相場より格安で借りているという事実は全くありません」と回答。

 しかし、地元事務所で働いていた複数の元秘書は「薄い壁で仕切られていたが、フロア全部を松下事務所が使えた」と証言している。

 こうした証言に加えて、松下事務所内で議員と秘書のトラブルが絶えないとの証言を得た。元私設秘書が語る。

「松下議員の考えは『秘書は24時間365日オレを支えるもんだ』というもの。運転手役だった秘書など、ブレーキをちょっと強く踏んだり、議員の思っていたルートを選ばなかったといっては、後部座席から運転席をバンバン蹴られていました。それでいて、議員の奥さんの買い物などの送り迎えにも駆り出されるから、不満が溜まっていた」

 別の元公設秘書は「航空チケットは2週間以上前の割引料金で予約するが、当日に急な予定変更があった時も『特割で買え』などと無理難題が次々とあった。たまりかねて意見した秘書が、あの大きな体に突き飛ばされ、床に倒されたこともありました」と嘆く。別の元公設秘書はこんなケースを語る。

「ある秘書が辞める日に、議員とスタッフに一斉送信メールで『やって見せ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かず』という山本五十六の言葉を送り、暗に議員の事務所運営を批判した。そうしたら議員が怒って、自宅まで追いかけて文句を言おうとしていました」

 強烈なキャラに秘書たちは振り回されていたようだ。議員要覧で確認できる範囲だけで、松下事務所では2期目の6年間に公設秘書が9人、事務所を去っている。松下事務所はトラブルについてこう回答。

「秘書の退職理由は様々ですが、いわゆるパワハラに該当するような事実は全くありません。家族のプライベートな送迎というのも事実ではありません。夫人は常日頃から議員に代わり会合などに出席し、挨拶回りなどを頻繁に行っている」

※週刊ポスト2016年4月22日号

関連キーワード

トピックス

24時間テレビで共演する浜辺美波と永瀬廉(公式サイトより)
《お泊り報道で話題》24時間テレビで共演永瀬廉との“距離感”に注目集まる…浜辺美波が放送前日に投稿していた“配慮の一文”
NEWSポストセブン
芸歴43年で“サスペンスドラマの帝王”の異名を持つ船越英一郎
《ベビーカーを押す妻の姿を半歩後ろから見つめて…》第一子誕生の船越英一郎(65)、心をほぐした再婚相手(42)の“自由人なスタンス”「他人に対して要求することがない」
NEWSポストセブン
ネット上では苛烈な声を上げる残念な人がうごめいている(写真/イメージマート)
ネットで見かける残念な人たち…「朝ドラにイチャモン」“日本人じゃないと思う”の決めつけ【石原壮一郎さん考察】
NEWSポストセブン
荒川区には東京都交通局が運行している鉄道・バスが多い。都電荒川線もそのひとつ。都電荒川線「荒川遊園地前」そば(2020年写真撮影:小川裕夫)
《自治体による移動支援の狙いは》東京都はシルバーパス4割値下げ、荒川区は実質0円に 神戸市は高校生通学定期券0円
NEWSポストセブン
阪神の主砲・佐藤輝明はいかにして覚醒したのか
《ついに覚醒》阪神の主砲・佐藤輝明 4球団競合で指名権を引き当てた矢野燿大・元監督らが振り返る“無名の高校生からドラ1になるまで”
週刊ポスト
韓国整形での経験談を明かしたみみたん
《鼻の付け根が赤黒く膿んで》インフルエンサー・みみたん(24)、韓国で美容整形を受けて「傷跡がカパッカパッと開いていた…」感染症治療の“苦悩”を明かす
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
「戦争から逃れてアメリカ移住も…」米・ウクライナ人女性(23)無差別刺殺事件、犯人は“7年間で6回逮捕”の連続犯罪者
NEWSポストセブン
会話をしながら歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《眞子さんが見せた“ママの顔”》お出かけスリーショットで夫・小室圭さんが着用したTシャツに込められた「我が子への想い」
NEWSポストセブン
大ヒット上映を続ける『国宝』の版元は…(主演の吉沢亮/時事通信フォト)
《映画『国宝』大ヒット》原作の版元なのに“製作委員会に入らなかった”朝日新聞社員はモヤモヤ  「どうせヒットしないだろう」とタカをくくって出資を渋った説も
週刊ポスト
米マサチューセッツ州で18歳の妊婦が失踪する事件が発生した(Facebookより)
【犯人はお腹の子の父親】「もし私が死んだらそれは彼のせい」プロムクイーン候補だった18歳妊婦の失踪事件「# findKylee(# カイリーを探せ)」が最悪の結末に《全米に衝撃》
NEWSポストセブン
不倫の「証拠」にも強弱がある(イメージ)
「不倫の“証拠”には『強い証拠』と『弱い証拠』がある」探偵歴15年のベテランが明かすまず集めるべき「不貞の決定的証拠」
NEWSポストセブン
違法賭博胴元・ボウヤーが激白した「水原と大谷、本当の関係」
《大谷から26億円送金》「ヘイ、イッペイ。翔平が前を歩いてるぜ」“違法賭博の胴元”ボウヤーが明かした「脅しの真相」、水原から伝えられていた“相棒の素顔”
NEWSポストセブン