サンケイスポーツによるアンケート(1681人から集計)でも、60%の人間がベッキーの謝罪に納得したのに対し、川谷のブログに「共感しない」と答えたのは90%超。男女問題に詳しい作家の亀山早苗さんが語る。
「ふたりから“いらない”と言われたことを、川谷さんは認識していないように感じるんです。自分から切ったと思っているというか…。きみが捨てられたんだよ、ということを自覚していない。“両方不幸にしてしまった”と書いてしまうところが自己中心的ですよね。ある意味自分に酔っている。だから反感を買うんです。どこかでベッキーとの第二章に希望を抱いているようにも思えます」
さらに亀山さんが続ける。
「女性は損得勘定で判断しますから。不要になれば感情を超えて断捨離できる。毎回自分を新しくしないと次に進めないんですよね。生理でリズムをリセットするように。でも、男性はそれができない。いわゆる“別フォルダに保存”ってやつで、脳内に過去の女性全員のファイルがあって、いつまでも忘れられないでいる。
男性がフェイスブックで真っ先に何をやるかって、昔の恋人を検索することですからね。それに反省と学習もない。女性は元カレと全然違うタイプともつきあえるけど、男性は似たようなタイプばかり好きになる。男性の未練たらしさは遺伝子レベルで刻印されている気がします」
警視庁の統計でも、ストーカー行為の加害者は80%以上が男性である。一方、女性の社会進出が彼女たちの“ドライさ”を生んでいると指摘するのは、作家の湯山玲子さんだ。
「かつて女性は仕事よりも恋愛や結婚を優先したものですが、今やキャリアや体面を取る方が多い。特にベッキーを見ていると、不倫の反省というより、仕事をするために関係を清算したように見えます。あまりのバッシングを前にして、好きで添い遂げたいと思う気持ちよりも、“自分のことを嫌う世間”に恐れおののいてしまったのかもしれません。好感度の高さを売りにしたタレントでしたから。川谷さんはちゃんと“卒論”を出した。ということは、奥さんとの話はついた。有言実行です。ならば、いっそ添い遂げた方が大人のひとりの女性としてのスジは通るのではないでしょうか」
※女性セブン2016年6月2日号