スポーツ

箱根絶対王者青学大に迫る東海大の“史上最強の新戦力”

青学大と東海大の選手が一斉に駆け出す

 昨年、コアな箱根駅伝ファンの間で話題沸騰となった、ウェブメディア「駅伝ニュース」の面々による“詳しすぎるレポート”が、今シーズンも週刊ポストに帰ってきた! 主宰者である「博士」こと西本武司氏と相棒の「マニアさん」が、全国のレース現場を手弁当で回って得た見どころ情報を一挙公開します。

 * * *
 私たち「駅伝ニュース」にとっての箱根駅伝は、前年大会の復路ゴール翌日の1月4日から始まる。すでに翌年の箱根が待ちきれない。だから新チームの朝練やレースを見るため、全国の現場に足を運ぶ。

 この写真は、今年1月10日の高根沢町ハーフマラソン(栃木県)のスタート場面だ。昨年、当時無名だった青学大・下田裕太(現3年)が、この大会の優勝でブレイク。翌年の箱根で8区区間賞、東京マラソンでは日本人2位に輝いた。

 この大会には “青学大の次期主力候補”が大量出走する。だからこそ、私の相棒・マニアさんは「次の下田」を探しに現地へ赴く。今年は箱根復路を当日メンバー変更で外れた池田生成(4年)が学生1着。衝撃は箱根エントリー外の森田歩希(2年)の同2着入りだ。上位10人中、5人を青学大が占め、層の厚さを見せつけた。

 一方、青学大とともに、この大会に招待される東海大。今季は王者に迫りうるチームと見ている。高根沢ハーフでは青学勢に後れを取ったが、その約3か月後、東海大には“史上最強の新戦力”が加入した。昨年末の全国高校駅伝のエース区間1区で1~6位に入った選手が揃って入学。6月の日本学生個人選手権(平塚市)5000mでは、關颯人らルーキー軍団が快走し、青学勢を圧倒した。

 東海大に逸材が集う理由は両角速・監督にある。佐久長聖高でリオ五輪代表の大迫傑(ナイキ・オレゴン・プロジェクト)らを育て上げた名将に“教え子をみてもらいたい!”と願う全国の高校指導者が有力選手を進学させてきた。

関連キーワード

関連記事

トピックス

憔悴した様子の永野芽郁
《憔悴の近影》永野芽郁、頬がこけ、目元を腫らして…移動時には“厳戒態勢”「事務所車までダッシュ」【田中圭との不倫報道】
NEWSポストセブン
現行犯逮捕された戸田容疑者と、血痕が残っていた犯行直後の現場(左・時事通信社)
【東大前駅・無差別殺人未遂】「この辺りはみんなエリート。ご近所の親は大学教授、子供は旧帝大…」“教育虐待”訴える戸田佳孝容疑者(43)が育った“インテリ住宅街”
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
【エッセイ連載再開】元フジテレビアナ・渡邊渚さんが綴る近況「目に見えない恐怖と戦う日々」「夢と現実の区別がつかなくなる」
NEWSポストセブン
大阪・関西万博を訪問された愛子さま(2025年5月8日、撮影/JMPA)
《初の万博ご視察》愛子さま、親しみやすさとフォーマルをミックスしたホワイトコーデ
NEWSポストセブン
『続・続・最後から二番目の恋』が放送中
ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』も大好評 いつまでのその言動に注目が集まる小泉今日子のカッコよさ
女性セブン
事務所独立と妊娠を発表した中川翔子。
【独占・中川翔子】妊娠・独立発表後初インタビュー 今の本音を直撃! そして“整形疑惑”も出た「最近やめた2つのこと」
NEWSポストセブン
名物企画ENT座談会を開催(左から中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏/撮影=山崎力夫)
【江本孟紀氏×中畑清氏×達川光男氏】解説者3人が阿部巨人の課題を指摘「マー君は二軍で当然」「二軍の年俸が10億円」「マルティネスは明らかに練習不足」
週刊ポスト
田中圭
《田中圭が永野芽郁を招き入れた“別宅”》奥さんや子どもに迷惑かけられない…深酒後は元タレント妻に配慮して自宅回避の“家庭事情”
NEWSポストセブン
ニセコアンヌプリは世界的なスキー場のある山としても知られている(時事通信フォト)
《じわじわ広がる中国バブル崩壊》建設費用踏み倒し、訪日観光客大量キャンセルに「泣くしかない」人たち「日本の話なんかどうでもいいと言われて唖然とした」
NEWSポストセブン
ラッパーとして活動する時期も(YouTubeより。現在は削除済み)
《川崎ストーカー死体遺棄事件》警察の対応に高まる批判 Googleマップに「臨港クズ警察署」、署の前で抗議の声があがり、機動隊が待機する事態に
NEWSポストセブン
北海道札幌市にある建設会社「花井組」SNSでは社長が従業員に暴力を振るう動画が拡散されている(HPより、現在は削除済み)
《暴力動画拡散の花井組》 上半身裸で入れ墨を見せつけ、アウトロー漫画のLINEスタンプ…元従業員が明かした「ヤクザに強烈な憧れがある」 加害社長の素顔
NEWSポストセブン
趣里と父親である水谷豊
《趣里が結婚発表へ》父の水谷豊は“一切干渉しない”スタンス、愛情溢れる娘と設立した「新会社」の存在
NEWSポストセブン