なお、デブ猫金時は、今も元気よく体重8.5kg。『猫忍』ドラマで役者猫デビューを飾ったとは思えない貫録とふてぶてしさを見せているが、ついに写真集に続いてグラビアDVDが発売されたという。DVDのタイトルは『猫忍 猫が見るDVD 父上の江戸猫歩き』。猫が見るって。どこまで行くのか、猫サービス。
さて、この映画で陽炎太が必死に再会したいと願っている父上を演じている船越英一郎といえば、月曜日から木曜日までNHK『ごごナマ』でMCの日々。先日、升毅がゲストの際、500もの役を演じてきた芸歴四十余年の升が「一番好き」として挙げたのが『NIN×NIN忍者ハットリ君THE MOVIE』の黒影だったとトーク。すると船越もすかさず映画『猫忍』をアピールしたのである。
その『ごごナマ』には、猫編集長がいて、放送中にもごろりとしたり、歩き回ったり、自由気ままにふるまっている。夏木マリがゲストの際には、インスタ用に写真をと生放送の中で追いかけられたが、編集長は特に動くわけでもなく、可愛くふるまうわけでもなく、平然としていた。なかなかの貫録。思えば、船越英一郎は、『猫忍』では猫父上として崇められ、『ごごナマ』では「今日も編集長は…」と猫編集長に気を遣っているのである。
それにしても升毅も船越英一郎も大好きな忍者役。俳優にとっては、一度やったら忘れられないのかも。今年は、初夏には大野拓朗の『猫忍』、7月には大野智の『忍びの国』と忍者映画公開が続く。『忍びの国』も、これまた忍者アクション全開。でも、この主人公忍者は嫁には弱い。猫と嫁。弱点は違えど、W大野が新しい忍者映画をみせる夏。楽しみですな。