「娘たちに手がかかるので、長男が寂しい思いをしないよう僕と妻のどちらかが長男と一緒にディズニーランドや映画館などに行く日を設けることにしているんです。僕の番の時にはワガママ放題ですが、おかげで普段目の届かない面や成長に気づけます。けんかばかりの娘2人も時々引き離して一人っ子デーをつくっています」

 子育てに励む毎日を送るユージは「3人とも僕の子供ですよ」と胸を張る。

「下の2人ももちろん大切。だけどいちばん長く一緒に過ごしている長男のことは、特によく理解できますね。血はつながっていないのに、なんとなく僕に似ていて、“本当はおれの子なんじゃないか”と思う。考え方や、なんなら顔も似てきました。それはステップファミリーの1つの楽しみですね」

 ステップファミリーに関する事件のニュースに接すると、妻と話をするという。

「血がつながってないからこそ“しっかりした子に育てなければ”という気持ちが強くなりすぎて、厳しくしつけるケースもある。もちろん手を出す人間が最も悪いのだけど、最悪の事態を避けるには、結婚前に子供との関係をしっかり見極めなければいけません。結婚後でも子供に手を出す相手だったら、母親は子供を連れて逃げる勇気を持つべきだと思う」

※女性セブン2019年11月7・14日号

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