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ピカソの出身地スペインで修行を積んだ

──30年間の活動の中で大変だったことは?

ジミー:やっぱり締め切りが大変でした(笑)。僕は描くのにものすごい時間がかかるんです。描けと言われたらすぐに描けるんですけど、じっくり描こうとしたらどんどんのめり込んでしまう。期限が迫っていると気づいたときはどうしてもテンパってしまいますね。

──30年間描き続けること自体大変なことだと思いますが、行き詰まらないように工夫していることはありますか?

ジミー:音楽を聴いたり、Netflixで映画を観たり、野球中継を観たり。周りの人と喋りながら描いたり、そういうふうに気を紛らわせてやっていますね。一人で作業し続けていると途中で嫌になってしまいますから。

 最近はヒゲダン(Official髭男dism)やあいみょんをよく聴いてます。ええ歌やなあと思いますね。この30年間で筆が止まったことは何回もありますけど、そうやって気を紛らわせて脱出して、もういちど絵を描き始めるんです。

スランプも多数あった

スランプも多数あった

──活動を継続する上で支えになった人物は?

ジミー:明石家さんまさんの存在は大きかったですね。それと吉本興業に所属していたのも大きくて、会社には自由にやらせていただきました。自分の中ではその二つ、さんまさんと吉本興業にとても感謝しています。

 僕は海外に滞在していたことがあるので、太郎先生のパートナーの岡本敏子さんにもお世話になりました。ラベルに僕の絵が描いてあるワインを持っていって乾杯させていただいたり、太郎先生の仕事ぶりや生活についてお話を聞かせていただいたり。「そうか、太郎先生にもこんなことがあるのか」と気づくこともあって、そうした体験も支えになりました。絵を描くにあたっては、やっぱり太郎先生の存在が今でも一番大きいんです。

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