──今後の目標はありますか?
ジミー:絵を描き続けて、変化し続けていきたいです。これまで描いた作品がざっと400点ほどあるので、あと30点は描きたいなと。そのあとは年金生活を送ろうと思っています(笑)。
描くのにどんどん時間を要するようになってきたんですよ。だからこれからどう変わっていくのか不安も抱えつつ。1年に3〜4点は描きたい。4点描けたら合格ですね。
あとはウクライナに行きたいと思っていて、今、企画を出しているところです。それとニューヨークで個展を開きたい。1年ぐらい住んだことがあるんですけど、やっぱりニューヨークには自由な発想があると感じていて。それと最先端のものもニューヨークだと受け入れてもらえる。そうした感覚があるんです。
──ずっと絵は描き続けるのでしょうか。
ジミー:年金をもらえるようになったら絵は卒業しようかなと。そこまでは頑張るつもりです。年金生活になったら美味しいものを食べて爆睡したいですね(笑)。
今はふと気がついたら目の前に必ずキャンバスがあって、いつもそれと格闘しているので、いちど何も考えずに爆睡してみたいんですよ。もちろん、描きたくなったらまた描くのかもしれないですけど。
【プロフィール】
ジミー大西(じみー・おおにし)/天然キャラクターから繰り出される衝撃的な笑いを武器に数多くの番組で活躍中。数々の天然エピソードも有名で、お笑い芸人として一発ギャグも多くもつ。読売テレビの企画「ジミー大西 画壇にデビュー」で絵画を発表し、専門家からも評価を得る。2022年、画業30年記念作品展「POP OUT」を開催。静岡伊勢丹(7月20日~8月1日)、浦和伊勢丹(8月3日~8月15日)、新潟伊勢丹(8月17日~8月24日)、以降全国巡回。
◆取材・文/細田成嗣(HEW)、写真/小倉雄一郎