ちなみに、あの木村拓哉が主演するドラマは、ピアニストや美容師、パイロットなど手や指先の動きがアップされる作品が多かった。極め付きは2019年10月期のカリスマシェフ役を演じた『グランメゾン東京』(TBS系)だろう。
男性にとっても仕事上のメリットが
シェフの多くは自宅では御飯を作らない人が多いとも聞くが、だからといって妻に料理の腕を求めるという話も聞かない。家ではシンプルなもので済ませたい人が多いそうだし、たとえば「北陽」虻川の夫・桝谷氏は仕事が終わるとたいてい近所の飲食店でゴハンを食べてから深夜に帰宅するとも聞く。ひとつ屋根の下に住み始めた場合、女性として、こんなに楽ちんなことはないだろう。
では男性側はどうなのか。これは桝谷氏と小崎氏に限ったことだが、妻が生活情報番組の出演者であり、同年代のママたちからの好感度が高いことは仕事上、好都合のように見える。結婚後も女性客から人気には違いないのだろうが、“顔が見える妻”の存在は浮気の抑止になっているに違いない。
この先、広末涼子と『sio』の鳥羽周作氏はどうなってしまうのだろうか。もともと鳥羽氏が広末のファンだったという話もあるが、それで思い出す女優もいる。彼女は居酒屋を経営していた男性との不倫略奪婚に成功しているのである。果たして……。
◇山田美保子
『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)などを手がける放送作家。コメンテーターとして『アップ!』(メ~テレ)、『1周回って知らない話』(日本テレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系)に出演中。CM各賞の審査員も務める。