さっそうと歩くタッキー

さっそうと歩く滝沢秀明社長(2019年)

「滝沢と会ったら話せる」

 かつては同じステージに立ち、互いに励まし合った井ノ原と滝沢に、なぜここまで大きな溝ができてしまったのか。

「Jr.時代にV6のコンサートでバックダンサーを務めた滝沢さんを井ノ原さんは弟のようにかわいがっていました。たまたま同じ指輪を付けていたことがあり、そのときは2人で大盛り上がりしたといいます。もっとも、ジャニー喜多川前社長の寵愛を受け、帝王学を叩き込まれた滝沢さんと、V6としての活動に打ち込んでいた井ノ原さんの目指した方向はまるで別。仕事での接点も数えるほどで、プライベートの交流はほとんどなかったようです」(芸能関係者)

 その滝沢が、急速に三宅との距離を縮めたのは数年前のことだった。

「きっかけは三宅さんが2016年から3年連続で出演した『滝沢歌舞伎』でした。意気投合した2人はユニット『KEN☆Tackey』を結成し、CDデビューも果たしています。滝沢さんは、若くして亡くなった自身の兄の姿を三宅さんに重ね『兄貴』と呼んで慕い、三宅さんも滝沢さんに『おれは、お前を笑顔にするために滝沢歌舞伎に出る』と言っていました。2人が合流した背景にはこの数年の間に築かれた強い絆があったようです」(前出・芸能リポーター)

 古巣のタレントを次々に“引き抜く”滝沢の行動を支持するファンがいる一方で、多くのファンやJr.に大きな混乱を招いていることも事実だ。

「滝沢さんは8月18日にIMP.の第1弾シングルを世界配信することを発表しましたが、当日はJr.の人気グループHiHi Jetsが『HiHiの日』と定めた記念日なんです。滝沢さんが指導し、いまは井ノ原さんが手掛けるグループの記念日にあえてデビューをぶつけてきたところに何らかの意図を感じる関係者は少なくありません」(前出・レコード会社関係者)

「金スマ」で困惑気味の井ノ原に、中居は優しくこう語りかけた。

「解散にも退所にも教科書があるわけではない。本人にとっては初めてのことだから、こうあるべきだという答えを必ずしも固めなくてもいいんじゃないかな」

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