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今年のインフル予防接種に厚労省のインフル対策部署が回答

 今シーズンのインフルエンザ流行は例年より早く、国立感染症研究所によると、この時期としてはここ10年で3番目に患者数が多いという。そのため、早めに予防接種を受けるよう呼びかけがなされている。今年の予防接種について、厚生労働省の新型インフルエンザ対策推進本部事務局に聞いた。

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【質問】

 今年のインフルエンザの傾向は?

【回答】

 今年は昨年流行した“新型”A/H1N1と季節性インフルエンザのA/H3N2とB型のウイルスの3種類が検出されている。

「専門家によると新型が流行する場合には、たとえば昨年H1N1というウイルスばかりが検出されたように、ある特定の型ばかり検出されるようです。今年は新型の流行ではなく、季節性インフルエンザが流行するとみられています」(厚生労働省新型インフルエンザ対策推進本部事務局)

【質問】

 何回予防接種すればいいの?

【回答】

 昨年は、新型と季節性の両方を接種する必要があるといわれたり、同時には接種できないといわれたり、接種回数に関する問い合わせも相次いだ。

「今年は新型インフルエンザ(A/H1N1)と季節性インフルエンザ(A/H3N2とB型)の3つに効果がある3価ワクチンが用意されています。新型、季節性とも対応できるようになっているので、1種類の接種で有効です」(同)

 回数については、13才未満の子供は2回接種、13才以上は1回接種が原則という。

「13 才未満の子供はいままでに一度もインフルエンザにかかったことがない場合や、似た型にかかったことのない場合があるため、新しいウイルスに対する免疫をつけるために2回の接種が必要とされます。一方、成人は似たタイプのインフルエンザにかかったことがある場合が多いため、1回の接種で過去の免疫系を思い出させる効果があります」(同)

【質問】

 副作用(副反応)が心配なんですが…。

【回答】

「発熱、頭痛、悪寒、だるさなどの反応が接種した人全体の5~10%に起こるといわれますが、2~3日でおさまります。また、急性脳症やけいれん、喘息発作など非常に重い副反応の報告がまれにありますが、原因がワクチン接種かどうかは、必ずしも明らかではありません」(同)

※女性セブン2010年11月25日号

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