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妻も娘も無視「なぁ、ピーちゃん」と小鳥だけに話しかける夫

 世の中には、妻が「ああ、もううんざり!」というバカダンナが腐るほどいるらしい。今回、自慢にもならないバカダンナ話を披露してくれたのは、千葉県在住のNさん(43才)。親族が経営する運送店の専務だという夫(48才)のおバカっぷりとは?

 * * *
「なぁ、ピーちゃん。社長の見舞いに行かなくちゃな」(夫)
「ちょっと、それ、どういうことよ!」(妻)
「今日、会社で社長が倒れて救急車で運ばれたんだよな、ピーちゃん」(夫)

 まったくふざけてますよ。こんな大事なことを妻の私にではなく、小鳥のピーコに話すなんて!

「倒れたって、原因は何?」(妻)
「高血圧とかいろいろ。よくわかんないんだよな、ピーちゃん」(夫)

 夫は夕飯前に350mlの缶ビールを1本飲むんだけど、そのとき肩に乗せた小鳥のピーコがお相手。いつの間にかピーちゃんに語りかけることで、仕事の話から家庭の問題まで、いろんなことを伝えるようになってしまいました。

 ピーちゃんがわが家にやってきたのは3年前。最初に夫の肩に止まったとかで、それからは寝てもさめてもピーちゃん。前は近所の人とのつきあいとか外で飲んでくることも多かったんだけど、ピーちゃんが来てからは一度も。

 家族旅行は計画すらないし、どうしても出席しなくちゃならない親戚の法事だって終わったら、飛ぶようにして帰宅して「ピーちゃ〜ん」だもの。私や娘には、一度もかけたことがない甘い声で、最近では娘たちも「キモッ」ですって。

 ペットバカの選手権があったら、うちのダンナ、かなりいい線いくと思います。ちっともうれしくないですけど。

※女性セブン2011年6月23日号

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