ライフ

ブームのから揚げ 発祥は愛媛が有力、鶏肉消費量1位は大分 

 みんな大好きなから揚げがいま話題を呼んでいる。街には行列のできる専門店が増え、デパートではイベントが、テレビや雑誌でも特集が組まれるほどの人気ぶりだ。

 ところで、皆さんは、日本で最初のから揚げをご存じだろうか? 愛媛県今治市に郷土料理「せんざんき」があり、「藩政時代、近見山のキジを捕まえて揚げ物にした」といわれている。300年前のことだが、文献による記述はない。現代のから揚げが外食メニューに登場したのは昭和7年ごろ、現在の三笠会館(東京・銀座)の前身「食堂・三笠」の鶏料理専門の支店にて、営業不振の打開策として考案した「若鶏の唐揚げ」が最初だ。

 ちなみに、鶏肉の消費量日本一は大分県。北部には養鶏場が多く、中津市は60店以上のから揚げ専門店が並ぶ鶏から揚げの“聖地”となっている。また昭和30年代、宇佐市「来々軒」から作り方を受け継いだ「庄助」が日本初のから揚げ専門店として店舗展開。宇佐市は「から揚げ専門店発祥の地」としてから揚げファンから支持されている。

 揚げ方、食べ方はその土地によって違う。しっとり食感が特徴の名古屋の手羽先は、から揚げにした手羽先にたれを塗り、塩・こしょう・ごまなどを後から振ったもの。宮崎のチキン南蛮は、から揚げを進化させたもので、甘酢につけて、タルタルソースをかけて食べるのが主流だ。

※女性セブン2011年7月7日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

千葉ロッテの新監督に就任したサブロー氏(時事通信フォト)
ロッテ新監督・サブロー氏を支える『1ヶ月1万円生活』で脚光浴びた元アイドル妻の“茶髪美白”の現在
NEWSポストセブン
ロサンゼルスから帰国したKing&Princeの永瀬廉
《寒いのに素足にサンダルで…》キンプリ・永瀬廉、“全身ブラック”姿で羽田空港に降り立ち周囲騒然【紅白出場へ】
NEWSポストセブン
騒動から約2ヶ月が経過
《「もう二度と行かねえ」投稿から2ヶ月》埼玉県の人気ラーメン店が“炎上”…店主が明かした投稿者A氏への“本音”と現在「客足は変わっていません」
NEWSポストセブン
自宅前には花が手向けられていた(本人のインスタグラムより)
「『子どもは旦那さんに任せましょう』と警察から言われたと…」車椅子インフルエンサー・鈴木沙月容疑者の知人が明かした「犯行前日のSOS」とは《親権めぐり0歳児刺殺》
NEWSポストセブン
10月31日、イベントに参加していた小栗旬
深夜の港区に“とんでもないヒゲの山田孝之”が…イベント打ち上げで小栗旬、三浦翔平らに囲まれた意外な「最年少女性」の存在《「赤西軍団」の一部が集結》
NEWSポストセブン
スシローで起きたある配信者の迷惑行為が問題視されている(HP/読者提供)
《全身タトゥー男がガリ直食い》迷惑配信でスシローに警察が出動 運営元は「警察にご相談したことも事実です」
NEWSポストセブン
「武蔵陵墓地」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月10日、JMPA)
《初の外国公式訪問を報告》愛子さまの参拝スタイルは美智子さまから“受け継がれた”エレガントなケープデザイン スタンドカラーでシャープな印象に
NEWSポストセブン
モデルで女優のKoki,
《9頭身のラインがクッキリ》Koki,が撮影打ち上げの夜にタイトジーンズで“名残惜しげなハグ”…2027年公開の映画ではラウールと共演
NEWSポストセブン
2025年九州場所
《デヴィ夫人はマス席だったが…》九州場所の向正面に「溜席の着物美人」が姿を見せる 四股名入りの「ジェラートピケ浴衣地ワンピース女性」も登場 チケット不足のなか15日間の観戦をどう続けるかが注目
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
「『あまり外に出られない。ごめんね』と…」”普通の主婦”だった安福久美子容疑者の「26年間の隠伏での変化」、知人は「普段どおりの生活が“透明人間”になる手段だったのか…」《名古屋主婦殺人》
NEWSポストセブン
「第44回全国豊かな海づくり大会」に出席された(2025年11月9日、撮影/JMPA)
《海づくり大会ご出席》皇后雅子さま、毎年恒例の“海”コーデ 今年はエメラルドブルーのセットアップをお召しに 白が爽やかさを演出し、装飾のブレードでメリハリをつける
NEWSポストセブン
三田寛子と能條愛未は同じアイドル出身(右は時事通信)
《中村橋之助が婚約発表》三田寛子が元乃木坂46・能條愛未に伝えた「安心しなさい」の意味…夫・芝翫の不倫報道でも揺るがなかった“家族としての思い”
NEWSポストセブン