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節電でバカ売れの扇風機に「体温急低下」の思わぬ落とし穴

 節電を余儀なくされる今夏、扇風機が大ブーム。しかし「扇風機も使い方によっては必要以上に体温を奪い、体調を崩すことがあります」と、女性のための統合ヘルスクリニック・イーク丸の内の仲眞美子院長は話す。

 パナソニックエコシステムズのデータによれば室温28度で風速ゼロの場合、体感温度は29.4度だが、直接風が当たった場合、風速を1メートルにしただけで26.1度と、体感温度は約3度も違ってくる。仲院長はいう。

「特に睡眠時は要注意です。私自身、扇風機をかけたまま朝まで寝てしまったことがありますが、起きたら喉がかれていました。睡眠時、人間の体温は下がります。その状態で扇風機の風が当たれば体温は必要以上に下がってしまう。体温が下がれば免疫力が低下、私の場合は喉にきてしまったようです。直接風が当たると皮膚表面の熱が奪われ、肌表面の毛穴が収縮してしまい、放熱がうまくいかないことも」

 そこで、快眠セラピストの三橋美穂さんに寝室での扇風機の使い方を指南してもらった。

「天井や壁に向けた風がはね返って、部屋全体にゆるやかに空気が流れる状態が理想的です」

 ベッドから扇風機をなるべく離し、最弱で首振りにして上方に向けて、使うようにしよう。

※女性セブン2011年7月14日号

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