国内

小林麻耶の報道番組大コケ以降ゴールデンでバラエティ激増 

 いま、民放各局の視聴率が著しく落ちている。たとえば、1997年下期のゴールデンタイムの総世帯視聴率は71.2%だったのに対し、2010年下期は63.9%に(各民放・NHKの決算書などから算出)。テレビ局は視聴率が取れない、スポンサーも広告料を渋る――こうなってくると、どうなるか。かくして視聴者は二の次で、スポンサー受けのよい「低予算番組」が続々登場してくるのである。民放の某バラエティ番組のプロデューサーが耳打ちする。

「ウチの番組では、この2年間で制作費が20%以上は削られている。ひどいところでは、40%減という番組もある。当然コストをカットしなければならないが、そのやり方が問題です。

 TBSでは2009年からゴールデンタイムに制作費が安い報道番組を、ということでフリーになったばかりの小林麻耶をメーンに据えた『総力報道!THE NEWS』を持ってきて大コケした。

 そのため、それ以降はどの局もバラエティ番組がゴールデンの主力なのですが、制作費が安いと、どうしてもセットを使い回せて2本撮り、3本撮りが可能なクイズ番組が増えてしまうんです……」

 安易な番組作りは視聴者にも見透かされてしまう。視聴率暴落は、インターネットや録画機器の問題だけでなく、そもそもの「番組の質」によるところが大きいのではないか。

※週刊ポスト2011年7月15日号

関連記事

トピックス

元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
伊勢ヶ濱部屋に転籍した元白鵬の宮城野親方
元・白鵬の宮城野部屋を伊勢ヶ濱部屋が“吸収”で何が起きる? 二子山部屋の元おかみ・藤田紀子さんが語る「ちゃんこ」「力士が寝る場所」の意外な変化
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
女性セブン
今年の1月に50歳を迎えた高橋由美子
《高橋由美子が“抱えられて大泥酔”した歌舞伎町の夜》元正統派アイドルがしなだれ「はしご酒場放浪11時間」介抱する男
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。  きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。 きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
NEWSポストセブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン