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水のたまりやすい場所に放射性物質が集まる傾向ありと専門家

 夏休みを前に、家族で出かける予定をたてている家庭も多いだろう。しかし、子供のいる家庭がこの夏、何よりも考えなければならないのが、放射能の影響だ。本誌は、子供たちがよく行くところとして、都内120か所で測定を行った。

 今回の測定結果では、葛飾区「水元公園ぬかるみ」で検出された0.88マイクロシーベルトを筆頭に、小金井市「南小学校の校門付近」の毎時0.36マイクロシーベルト、府中市「府中の森公園の植え込み」の毎時0.34マイクロシーベルトなど、他に比べてかなり高い放射線量が検出される場所が散見されている。

 京都精華大学・山田国廣教授がこう分析する。

「放射線量が高い場所は典型的なマイクロホットスポットです。同じ公園内でも高い場所とそれほどでない場所がある。今回毎時0.88マイクロシーベルトという最も高い放射線量が測定されたのは、公園内のぬかるみでした。マイクロホットスポットとなりやすいのは、水のたまりやすいような場所。こうした場所は雨などの水によって周囲の地表の放射性物質が流され、集まってしまうんです。こうしたマイクロホットスポットではほとんどの場合、地表100cmの場所より地表5cmで測ったほうがずっと高い数値になります」

 子供がしゃがみこむような場所こそ、注意したほうがいいだろう。

※女性セブン2011年7月28日号

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