市川中車(右)と長男の市川團子
俳優・香川照之(市川中車・60)の長男・市川團子(22)がNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』の森蘭丸役として抜擢され、話題を呼んでいる。梨園関係者はこう話す。
「團子さんと言えば、四代目市川猿之助(50)が2023年に両親への自殺幇助の罪により表舞台から姿を消してから、四代目の代役を務めるなど、四代目や市川中車さんが所属する澤瀉屋を支えてきました。
現在では『狐忠信』など大役もこなすようになり若手歌舞伎役者のホープと目されていますが、テレビドラマの出演は『豊臣兄弟!』が初となります。森蘭丸は織田信長に寵愛された小姓で、作品前半でキーパーソンになり得る。大抜擢と言えるでしょう」
同作で信長を演じる小栗旬(43)に対して、團子は幼い頃から熱い思いを抱いていたという。
「2009年に上演された舞台『ムサシ』で、小栗さんは藤原竜也さん(43)とダブル主演を務めました。さいたま芸術劇場でのこの公演に、たまたまスケジュールがあいた中車さんがまだ幼い團子くんをつれ、会場で自ら当日券を購入。増設されたパイプ椅子の席で團子くんを膝にのせ観劇したそうです。
小栗さんの演技に團子くんはいたく感動し、その後もずっと心に強く刻まれているといいます」(別の梨園関係者)
そこで動いたのが香川だった。
「昨年11月、小栗さんが社長を務める芸能事務所『トライストーン・エンタテインメント』に團子さんが所属すると発表されました。歌舞伎役者としては名を上げている團子さんも、俳優としてはまだこれから。
それが小栗さんの事務所に所属することになったのは、小栗さんと2005年にドラマ『救命病棟24時』(フジテレビ系)で共演して以来、公私ともに親しくしている香川さんが道筋をつけたと聞いています。初の大河で、憧れの役者である小栗さんの側近を演じられるのは、團子さんにとって本望でしょう。演技にも気合いが入るのではないか」(芸能関係者)
“だんこ”たる決意で森蘭丸をどう演じるかが楽しみだ。
※週刊ポスト2026年2月6・13日号
