ライフ

教師の陰険いじめ 引き出しにカマキリの卵、ポケットにカエル

 今の時代、職場いじめは徐々に陰湿になってき、そのつらさから仕事に行けなくなる人も出る事態になっている。だが、これは昔も同様で、1988年を振り返ってみると、教師のいじめは陰険だったようだ。その内幕を都内の公立と私立小学校の教師に暴露してもらうと、とても聖職とは思えない仰天話がゾロゾロと。いまここで再現してみよう。(女性セブン1988年8月18日号より)

* * *
C先生:私の同僚で、上着のポケットに理科の実験用のトノサマガエルを入れられた人がいますよ。ポケットに手を入れたら、なにかやわらかいものをクニュッとつかんでしまって「ギャー!」

 生徒が、ロッカーの中にかけてある教師の上着に、そんないたずらをしますか? あれは絶対、先輩のいやがらせよ。

B先生:私なんか、机の引き出しにカマキリの卵を入れられたわ。陽気がよくなったある日、机の引き出しを開けたら、カマキリの卵がかえって、チビカマキリがウジャウジャ、ゾロゾロ……。私、虫が苦手なので、背筋がゾクーッとして、思わず「キャー」って叫んじゃった。

 職員室では、生徒のいたずらだろうってことになったけど、職員室に生徒は自由に出はいりできないし、先生の机の引き出しにカマキリの卵を入れるなんて、こんな手のこんだいたずらはできませんよ。私は先輩の仕業だと思ってるの。

A先生:一見、子供のいたずらのように見える方法でいびるところが、教師特有の陰険さなのね。

C先生:私の知ってる若い先生の仕返しがおもしろいの。いつもいびられてる先輩の体操着の袖口や首を縫いつけちゃったのよ。先輩が着ようとしたら着られなくて。運動会当日の朝だから大慌て……おかしかったわ。

【全日本教職員連盟・永井征男事務局長(当時)の話】
 学校も人間の集団だし、どうしてもトラブルは起こります。学校は学年単位で動くことが多いので学年別の先生の対立なんかがありますね。大事な指導要領を隠されちゃったなんて例もありますよ。

A先生:いつも派手なかっこうでにらまれていた若い先生が、職員旅行のとき、みんなから寄ってたかって、お酒を飲まされちゃったの。その先生、いい気持ちになって、みんなのおだてにのって、先生がたの悪口をさんざんいっちゃったけど、あとが大変よ。「あんな酒ぐせの悪い女だとは思わなかった」って。

C先生:とにかく、学校の先生って、すごく陰湿なのよねぇ、やることが……。ほんと、もういやになっちゃう!

関連記事

トピックス

ネックレスを着けた大谷がハワイの不動産関係者の投稿に(共同通信)
《ハワイでネックレスを合わせて》大谷翔平の“垢抜け”は「真美子さんとの出会い」以降に…オフシーズンに目撃された「さりげないオシャレ」
NEWSポストセブン
今の巨人に必要なのは?(阿部慎之助・監督)
巨人・阿部慎之助監督「契約最終年」の険しい道 坂本や丸の復活よりも「脅かす若手の覚醒がないとAクラスの上位争いは厳しい」とOBが指摘
週刊ポスト
大谷翔平(写真/アフロ)
大谷翔平、不動産業者のSNSに短パン&サンダル姿で登場、ハワイの高級リゾードをめぐる訴訟は泥沼化でも余裕の笑み「それでもハワイがいい」 
女性セブン
中居正広氏の近況は(時事通信フォト)
《再スタート準備》中居正広氏が進める「違約金返済」、今も売却せず所有し続ける「亡き父にプレゼントしたマンション」…長兄は直撃に言葉少な
NEWSポストセブン
不倫報道の渦中にいる永野芽郁
《ベリーショートのフェミニスト役で復活》永野芽郁が演じる「性に開放的な女性ヒロイン役」で清純派脱却か…本人がこだわった“女優としての復帰”と“ケジメ”
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の一足早い「お正月」》司組長が盃を飲み干した「組長8人との盃儀式」の全貌 50名以上の警察が日の出前から熱視線
NEWSポストセブン
垂秀夫・前駐中国大使へ「中国の盗聴工作」が発覚(時事通信フォト)
《スクープ》前駐中国大使に仕掛けた中国の盗聴工作 舞台となった北京の日本料理店経営者が証言 機密指定の情報のはずが当の大使が暴露、大騒動の一部始終
週刊ポスト
タレントとして、さまざまなジャンルで活躍をするギャル曽根
芸人もアイドルも“食う”ギャル曽根の凄み なぜ大食い女王から「最強の女性タレント」に進化できたのか
NEWSポストセブン
新恋人A氏と交際していることがわかった安達祐実
安達祐実、NHK敏腕プロデューサーと「ファミリー向けマンション」半同棲で描く“将来設計” 局内で広がりつつある新恋人の「呼び名」
NEWSポストセブン
還暦を迎えられた秋篠宮さま(時事通信フォト)
《車の中でモクモクと…》秋篠宮さまの“ルール違反”疑う声に宮内庁が回答 紀子さまが心配した「夫のタバコ事情」
NEWSポストセブン
熱愛が報じられた長谷川京子
《磨きがかかる胸元》長谷川京子(47)、熱愛報道の“イケメン紳士”は「7歳下の慶應ボーイ」でアパレル会社を経営 タクシー内キスのカレとは破局か
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」新年特大号発売! 紅白激震!未成年アイドルの深夜密会ほか
「週刊ポスト」新年特大号発売! 紅白激震!未成年アイドルの深夜密会ほか
NEWSポストセブン