ライフ

9月の就活 人事部女子と内定男子も「リクルートラブ」花盛り

9月の就活はインターンシップや学生イベントが花盛り。でもそこには就活だけでない、もうひとつの「花盛り」もあるようで。人材コンサルタントで作家の常見陽平氏が、「リクラブ」について語る。

* * *
皆さんは「リクラブ」という言葉をご存知ですか? リクルートラブ、つまり就活をキッカケに始まる恋愛のことです。実は就活は、インターンシップに会社説明会、選考と、異性と出会う機会が多数なのですね。

これらのイベントを覗いてみると、名刺交換や赤外線通信で、連絡先を交換する様子をよく見かけます。最近では、ソーシャルメディアのアカウントを交換するということが多いですかね。中には就活ナンパと言って、就活関連のイベントで異性に声をかける人も。

就活中は精神的にも不安定で、何か支えになる人を求めるということもあるのでしょうか。選考で一緒だった人は、その人がかっこよく発言する姿を見ることができるのもポイントですね。また、同じ大学以外の仲間と知り合えるというのもポイントですね。特に、周りは男子だらけという理系の学部に通う学生、周りは女子だらけという女子大に通う学生には、魅力的な出会いの場となりそうですね。

広告代理店に勤めるある男性は、テレビ局の選考で、隣にいる女性から消しゴムを借りたことがキッカケで交際開始。見事にゴールイン。今ではお子さんもいらっしゃいます。

学生同士の出会いだけではありません。インターンシップ中に教育担当の社員に交際を迫られた女子学生も。あるメーカーでは、当時内定者だった男性と人事担当者の女性が交際。その後、結婚なんていうこともあったそうです。

まさに、人生のパートナーを採用、というわけですな。いや、職権乱用とも言えるわけで、もし内定をちらつかせてアプローチする人がいたとしたならば、もっと怒った方がいいです。人事部長も採用担当者やリクルーターがそんなことをしていないか、監視するべきです。

ややリクラブとはズレますが、内定者懇親会というのも恋愛のキッカケになりますねぇ。就活が終わり、ほっとした状態ですし、内定者同士で集まって飲む機会は多数ですからね。気付けば、入社前から社内恋愛の予行練習というわけです。

一方、就活で終わる愛もあります。よくあるのは、女子学生が男子学生に三行半というパターンです。女子の方が就活に一生懸命だという声は昔からあるわけですが・・・。就活に取り組んでいるうちに、今までの彼氏のことが急にだらしなく感じたり、「こいつ、大丈夫か?」と思ったりするわけですね。

芸能人の離婚理由じゃないですが「価値観の違い」が明らかになっていくわけです。どちらかが精神的に不安定になって、支え切れないなんてことも。

昔、人事担当者をしていた頃、人事担当パネルディスカッションなるイベントに出た際、大手メーカーの人事が「就活と恋愛は一緒です。ガハハ」と言っていて、「こいつ、中年どころか高齢者なのに、恋愛かよ。けっ!」と思い、その方の濡れ場を想像し悶絶したわけですが、就活中の恋愛も色々あるというわけです。いやはや。


関連記事

トピックス

大谷翔平がこだわる回転効率とは何か(時事通信フォト)
《メジャー自己最速164キロ記録》大谷翔平が重視する“回転効率”とは何か? 今永昇太や佐々木朗希とも違う“打ちにくい球”の正体 肩やヒジへの負担を懸念する声も
週刊ポスト
竹内朋香さん(27)と伊藤凛さん(26)は、ものの数分間のうちに刺殺されたとされている(飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
「ギャー!!と悲鳴が…」「血のついた黒い服の切れ端がたくさん…」常連客の山下市郎容疑者が“ククリナイフ”で深夜のバーを襲撃《浜松市ガールズバー店員刺殺》
NEWSポストセブン
和久井学被告と、当時25歳だった元キャバクラ店経営者の女性・Aさん
【新宿タワマン殺人・初公判】「オフ会でBBQ、2人でお台場デートにも…」和久井学被告の弁護人が主張した25歳被害女性の「振る舞い」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(Instagramより)
《愛するネコは無事発見》遠野なぎこが明かしていた「冷房嫌い」 夏でもヒートテックで「眠っている間に脱水症状」も 【遺体の身元確認中】
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
「佳子さまは大学院で学位取得」とブラジル大手通信社が“学歴デマ報道”  宮内庁は「全報道への対応は困難。訂正は求めていません」と回答
NEWSポストセブン
米田
「元祖二刀流」の米田哲也氏が大谷翔平の打撃を「乗っているよな」と評す 缶チューハイ万引き逮捕後初告白で「巨人に移籍していれば投手本塁打数は歴代1位だった」と語る
NEWSポストセブン
花田優一が語った福田典子アナへの“熱い愛”
《福田典子アナへの“熱い愛”を直撃》花田優一が語った新恋人との生活と再婚の可能性「お互いのリズムで足並みを揃えながら、寄り添って進んでいこうと思います」
週刊ポスト
生成AIを用いた佳子さまの動画が拡散されている(時事通信フォト)
「佳子さまの水着姿」「佳子さまダンス」…拡散する生成AI“ディープフェイク”に宮内庁は「必要に応じて警察庁を始めとする関係省庁等と対応を行う」
NEWSポストセブン
まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト
50歳で「アンパンマン」を描き始めたやなせたかし氏(時事通信フォト)
《巨大なアンパンマン経済圏》累計市場規模は約6.6兆円…! スパイダーマンやバットマンより稼ぎ出す背景に「ミュージアム」の存在
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン