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木村拓哉 雪不足『南極大陸』ロケ現場に届いた雪を自ら捲く

 真っ白な雪原に吹き荒れるブリザード。氷点下は20度を下回ることも多い。今日16日にスタートする木村拓哉(38)主演のドラマ日曜劇場『南極大陸』(TBS系、毎週日曜午後9時~)は、そんな2月の北海道・根室でクランクインした。

『南極』の現場は、決して思い通りにはならない大自然が相手で、過酷な状況が続いた。空と大地の境目がわからなくなるほどの天候は常だったし、歩こうにも雪に足をとられてなかなか前に進めなかった。立っているだけでも体力が奪われていく、そんな現場だった。

 しかも、クランクイン2か月後には新たな問題が発生した。春になり雪解けが始まると、土が露わになり、新芽まで見えてきた。

「こんな状況でどうやって雪原のシーンを撮影するのか」

 スタッフも出演者にとっても、最大のピンチだった。しかし思わぬところから救いの手が差し伸べられる。地元のトラック協会が内陸の雪を積んで、片道1時間半かけて1日3往復して現場に運んでくれたのだ。「運ばれてきた雪を見て、現場の誰もが声をあげて喜びました。

 そしたら木村さん自ら雪を撒き始めたんです。それを見て、山本裕典くん(23)とか他の出演者もスタッフと一緒になって雪撒きをして、“いい現場だな”って思ったものです。タフな状況での撮影が、出演者もスタッフも関係なく、みんなをひとつの方向に向かわせていたんです。木村さんは“座長”として、いつも現場を引っ張ってくれました」(番組関係者)

※女性セブン2011年10月27日号

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