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弾むような食感の富山のブリを使ったイタリアン「ぶり大根」

『カノビアーノ』の「氷見産ぶりと大根のサラダ」

日本各地の良質な食材を探し求めている『リストランテ・カノビアーノ』(東京・恵比寿)の植竹隆政オーナーシェフが、来る12月4日、富山第一ホテルのフェア(※)で富山をテーマにしたうまいものを作るという。

「起伏に富んだ海底と山から流れ込む豊かな水で、富山湾には魅力的な海産物が豊富」と、植竹オーナーシェフは語る。フェアのメニューにはズワイガニを使ったパスタや、平目のオーブン焼きなど富山の海の幸を使った料理がふんだんに登場。前菜で登場する、この「氷見産ぶりと大根のサラダ」(写真)は『カノビアーノ』でも冬の定番料理となっている。

水から茹でて塩とオリーブオイルをかけただけの大根に、表面をあぶって塩とレモンとオリーブオイルで味つけしたぶりをのせ、その上にトマト、ニンジン菜、クレソンをのせたシンプルなひと皿である。ほどよい食感を残した大根からは、じゅわっとエキスがしみ出る。そこに、弾むような食感の富山のぶり。余分な味つけをせず、素材の持ち味を存分に引き出した植竹流「ぶり大根」だ。

■CANOVIANO
【住所】東京都渋谷区恵比寿西2-21-4
【営業時間】12~14時、18~21時
【定休日】年末年始
【カード】可

※富山第一ホテル開業30周年記念として「富山の美食旅2011」が開催。『リストランテ・カノビアーノ』の植竹隆政と『モンサンクレール』の辻口博啓、両オーナーシェフのコラボレーションディナーとトークショーが楽しめる。

【場所】富山第一ホテル3階 大宴会場
【日時】12月4日(日)18時受付18時半開宴
【料金】1名2万円(税・サービス料込み)

文■土田美登世 撮影■岩本朗

※週刊ポスト2011年12月2日号

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