ライフ

2泊3日海外合コン「海外でやることで距離縮まる」と参加女性

最新合コン事情を語る”合コンシェルジュ”絵音さん

時代とともに移り変わりゆく合コン事情。草食系男子が増加するとともに合コンの内容も様変わりしているという。一方、女性は婚活目的で合コンに参加するケースも少なくなく、両者の間には深い溝ができつつあるようで…。“合コンシェルジュ”の絵音さん(28)に、最新合コン事情を聞いたインタビュー第2回。

――最近は草食系男子が増えています。彼らの合コンってどんな感じですか?
絵音:もちろん草食系男子も男ですから、女性にまったく興味がないわけではないですし、合コンにだって来ます。でも草食系男子たちは積極的に女性を口説こうとはしないですね。

――どんな容姿の人が多いですか?
絵音:実はおしゃれで見た目がイケメンっていう人も少なくない。いまの20代ってずっと不況の世の中で生きているから、ある意味あきらめているというか、あまり自分から行動しても仕方ないって思っているんでしょうね。それなりにファッションには気を使うし、容姿も素敵なのに童貞っていう人、たくさんいます。それに草食系男子は気にいった女の子がいても、次の約束をとりつけるわけでもなければ、口説きもしない。彼らの合コンの最終目標は気にいった女の子のメールアドレスをゲットするのみですから。

――メールアドレスを交換するだけで満足なんですか?
絵音:そうですよ。それも最近はFacebookやツイッターのアカウントを教え合うだけ。メールアドレスを交換するほどでもないけれど、せっかくの縁だからつながっていたいって思って教え合うようですよ。メールや携帯電話のように個人情報を提示しなくてもいいし、気軽なんです。Facebookもツイッターもいざとなればダイレクトメッセージが送れますからね。

――それでうまくいくんですか?
絵音:恋愛に進展することもあるでしょうけど、時間はかかるでしょうね。Facebookで“いいね!”ボタンを押す、ツイッターでリプライすればとりあえずつながっている感じはありますが、なあなあになってなかなか次会う約束までこぎつけられない。

――最近は合コンでもきっちり割り勘にする男性が多いようですが?
絵音:若い世代ではよく見られますね。自分たちから女の子の友達に“合コンセッティングしてよ”と頼んでおいて、お店でもさんざんオーダーしておいて、きっちり割り勘っていうのは“ちょっと違う”って女性は思いますよね。いつの世の時代も女性は男性に多めに払ってほしいって思いますからね。

――合コンのかたちは変わってきていますか?
絵音:そうですね。以前はダイニングバーのようなところで食べたり飲んだりしながら、の合コンが主流でしたが、最近はゴルフや山登りをしながらの “趣味コン”をする人も増えてきましたね。

――共通の趣味がないときはどうすればいいんですか?
絵音:共通な趣味がなくても、コンセプトを打ち出した合コンというのも最近のはやりですね。女性の中には合コンっていうと身構えて、行きづらいなって思っている人がいるんですが、“今日は焼肉合コンだよ”っていうと、とりあえず“焼肉食べられるし、まあ、いいか”って敷居が低くなる。

私も、利き酒師の人を交えて、日本酒合コンというのをやったことがありますが、これは楽しかったですね。日本酒って銘打っているから、当然みんな日本酒大好きだし、みんなで飲みながらワイワイ盛り上がりました。あとは海外合コンというのもありますよ。

――海外で合コンするんですか?
絵音:現地で集まって、2泊3日で泊まりがけの合コン。現地でゴルフしたり、いろんな名所をまわったりして、夜はディナー。そして次の日もランチで交流を持つ。日本でもあえてできる合コンを海外でやることで、ぐんと男女の距離が近くなってカップル成立率も高くなるんですよ。

――そういう場合は割り勘?
絵音:いえ。私が経験したのはすべて男性持ちでした。セレブリティーな合コンで、泊まったホテルも超一流でした。これまで私が参加した国は香港、韓国、台湾などアジア圏が多かったですね。

【絵音(えのん)】
28才。元グラビアアイドルで現在は合コンシェルジュとして活動。5年で2000回以上の合コンを経験し、2009年に合コンをキーワードにした総合ビジネス事業「ビッグリボン」を設立。現在、サイト「恋愛jp」 (http://ren-ai.jp/)の運営や合コンパーティなどを展開。オフィシャルブログ「ENON’S BAR」http://ameblo.jp/enon0820/

撮影■浅野剛

関連記事

トピックス

2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《大谷翔平バースデー》真美子さんの“第一子につきっきり”生活を勇気づけている「強力な味方」、夫妻が迎える「家族の特別な儀式」
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
田久保眞紀市長の学歴詐称疑惑 伊東市民から出る怒りと呆れ「高卒だっていい、嘘つかなきゃいいんだよ」「これ以上地元が笑いものにされるのは勘弁」
NEWSポストセブン
東京・新宿のネオン街
《「歌舞伎町弁護士」が見た性風俗店「本番トラブル」の実態》デリヘル嬢はマネジャーに電話をかけ、「むりやり本番をさせられた」と喚めき散らした
NEWSポストセブン
横浜地裁(時事通信フォト)
《アイスピックで目ぐりぐりやったあと…》多摩川スーツケース殺人初公判 被告の女が母親に送っていた“被害者への憎しみLINE” 裁判で説明された「殺人一家」の動機とは
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《女優・遠野なぎこのマンションで遺体発見》近隣住民は「強烈な消毒液の匂いが漂ってきた」「ポストが郵便物でパンパンで」…関係者は「本人と連絡が取れていない」
NEWSポストセブン
記者が発行した卒業証明書と田久保市長(右/時事通信)
《偽造or本物で議論噴出》“黄ばんだ紙”に3つの朱肉…田久保真紀・伊東市長 が見せていた“卒業証書らしき書類”のナゾ
NEWSポストセブン
JESEA主席研究員兼最高技術責任者で中国人研究者の郭広猛博士
【MEGA地震予測・異常変動全国MAP】「箱根で見られた“急激に隆起”の兆候」「根室半島から釧路を含む広範囲で大きく沈降」…5つの警戒ゾーン
週刊ポスト
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
米田
《チューハイ2本を万引きで逮捕された球界“レジェンド”が独占告白》「スリルがあったね」「棚に返せなかった…」米田哲也氏が明かした当日の心境
週刊ポスト