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「スカイツリー」から「ツイッター」まで2012年大人の楽しみ方

2012年の注目すべきイベントはなにか。大人として、どんな態度で臨めばいいのか。大人力コラムニスト石原壮一郎氏が「2012年の楽しみ方」を伝授する。

* * * 
新しい年が始まりました。今年こそはいい一年になって欲しいものです。とりあえずは自分にできることから始めるのが、大人としての責任ある態度。2012年をめいっぱい堪能するためには、どんな心構えが必要か。年の始めに考えておきましょう。

今年最大のイベントになりそうなのは、7月下旬に開幕する「ロンドン五輪」です。メダル獲得への熱い期待を集めそうなのは、何と言っても女子サッカー日本代表の「なでしこジャパン」。

競泳の北島康介選手や入江陵介選手、体操の内村航平選手、レスリングの吉田沙保里選手なども、かなり騒がれそうです。見事にメダルを獲得できた場合は、大人げなく大はしゃぎしたり「オレは獲ると思ってたんだよ」としたり顔で言ったりするのが、むしろ大人の祝福。しかし、みんなが期待に応えられるとは限りません。

ガッカリさせられたときにこそ大人力が問われるし、ガッカリさせられることを想定しておくのが大人の用意周到さです。もちろん、マスコミの論調に乗っかって「あいつは○○に問題があるから」と批判して溜飲を下げるのはもってのほか。かといって「感動をありがとう」と言っておけば善良な市民ヅラができると思うのも、ちょっと浅はかです。

期待外れの結果になったときに、「いやあ、残念だったけど、あの○○のときの表情がよかったよね」などと印象に残る場面を語ったり、「あれは、相手が悪かったよ。あの△△選手の胸板の厚さ!」などと日本選手や日本チームを破った相手の長所を称えたりできれば、大人としての深い見識やフェアな精神をアピールできます。

試合を観戦するときは、そうなった場合に語れそうなポイントを押さえておきましょう。今のうちから、スポーツ中継を見るたびに練習しておけば万全です。

5月の東京スカイツリー(東京都墨田区)の開業も、さぞ大騒ぎになるはず。会社などでスカイツリーの話題が出たら、「足もとが三角形で、上にいくにつれて徐々に円形になっていくところが美しいよね」と言って美的感覚の豊かさを見せ付けてみたり、「スカイツリーが立った場所には、昔、東武鉄道の貨物列車ヤードがあったんだよね。北関東から荷物が運ばれて来て、あそこで船に積み替えて運んでたんだぜ」とツウな知識を披露したりしたいところ。HPなどをチェックして、せっせとネタを仕入れましょう。

あるいは、「2012」に合わせて「2012年2月1日2時(20122012)」や「2012年2月10日2時(20122102)」など、数字が規則的に並ぶタイミングになったら、ツイッターに「20122012なう」などと書き込んで大人の無邪気さを見せつけるチャンス。

うっかり忘れて悔しい思いをしないように、今からカレンダーに印をつけておくことをオススメします。まあ、そんな感じで、みなさまの2012年が楽しく実り多いものになりますように。

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