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朝鮮王朝の大画家 自然風物や家具を性に昇華し春画を描いた

朝鮮王朝時代の春画は秘宝とされている。何しろ公開されている春画が数点、出版物では2点しかないといわれるほど希少なのだ。比較文化学者で、朝鮮王朝文化に詳しい金文学氏はその理由を語る。

「儒教的思想に支配された結果、朝鮮半島ではセックスに対する抑圧意識や羞恥心が強くなり、春画をタブー視する風潮が強かったのです」

朝鮮王朝後期の代表的画家は、まず檀園(雅号)・金弘道だ。金は王室専用画家として活躍、忠清道の知事にまで任命された。彼は春画集『雲雨図帖』を残した。金文学氏が解説する。

「彼の画風は“人間と自然の合一”。文人画の格調だけでなく、自然風物や調度、家具などに性的な意味合いを与え、極めてシンボリックです」

※週刊ポスト2012年2月10日号

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