国際情報
2012.02.15 16:00 週刊ポスト
中国の性教育「自慰を頻繁に行うと早漏になる恐れ」と教える
中国の性教育のユニークな点は、マスターベーションについて詳しく教えることにあると、中国科学院心理研究所助理研究員の曹陽氏はいう。
「高校生になると、マスターベーションしてもよいと教える一方で、『頻繁に行なうと早漏になる恐れがある』『不潔な手で触ると性器が炎症を起こす』など、教師が具体的なアドバイスをします。他にも、アダルト映像が若い男性にどういった影響を与えるのかといったことまで説明することもある。これらは性的衝動を解消するための方法として教えられているのです」
中国には全国共通の性教育プログラムは存在しない。それは地域間の所得格差も大きな理由で、高学歴教育を求める都市部と食糧を確保することさえ難しい貧困地帯とでは、教育に対する意識が大きく異なる。それゆえ教育内容も教材も学校によってさまざまで、それぞれの学校が置かれた環境に適応したものを使用している。
だが、そうしたなかでも共通している点がある。人口政策の基軸である「晩婚・晩育(遅く結婚し、遅く子供を産む)」「少生・優生」の理念が隅々まで反映されていることだ。
「“青少年の性交開始年齢をできるだけ遅らせたい”という意図が、教材にも表われているんです」(同前)
※週刊ポスト2012年2月24日号
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